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＊
「とにかく黒い渦を探せばいいんだな？」
「探すというより、現れるという方が正解だけど」
「んー、条件とかあるのかな…」
「さぁな。これだけ何もねェと条件とやらも無さそうだが」
本当に白い砂浜だけで何も無い。
それが返って不自然に感じ、景色とは裏腹に時間が経つにつれて気分が悪くなってくる。
そんなAの様子を隣を歩くローが気付かない訳もなく、声を掛けようとして彼女を見ればその表情はとても真っ青だった。
「顔色悪ィぞ」
「ちょっと気分悪いだけだよ」
それだけ答えるとローは先程のルフィの行いの所為かと思ったのか、あの野郎…と呟き休むように促す。
一向に手掛かりは見つからなそうだし、お言葉に甘えさせて貰おうとAは適当な場所に座り込んだ。
「Aの奴どうしたんだ？」
「お前の所為だ」
「サニー号に戻って休むか？」
「どの口が言いやがる！」
なんて少し離れた所から聴こえる声を耳にしながら、静かに目を閉じた。そんなAの髪を風が撫でて行く。
一方、船で待機していたナミはふと頬を撫でる風に空を見上げた。
だが天候の変化は見られない。
まだ初期段階なのだろうか、念の為に甲板に降りると今までトレーニングしていたゾロも何処か遠くを見据えていた。
「どうしたナミさん？」
「ちょっと風が出てきたみたいなの」
波は僅かに揺れる程度。
これならまだ大丈夫だろうと判断するが…
――ﾁｬｷｯ
何かを察したようにゾロは腰の刀手を添えた。
ゾロ？と呟いた瞬間、それは起こる。
――ゴォォォ
「っ！！」
「うわぁっ！！」
「何だ！？」
突然の這うような突風に船が大きく揺れた。
体が持ってかれそうになるも咄嗟にサンジが支えてくれたが、一向に止む気配はない。
A達は大丈夫だろうか、そう思った瞬間ハッとする。
この風…波の状況……
間違いない！
「サンジくん、電伝虫！！」
「あ、あぁ」
念の為にとロビンに持たせた小電伝虫に急いでかける。
「ロビンっ！！そっちに向かって風が……」
《クソが…っ！》
《んにゃろっ……絶対離すなァ！！》
《ダメっ…ダメよA！！》
《いやっ！みんな…ローっ！》
《Aっ！！！》
遅かった……？
電伝虫から聴こえる声に、その場にいたみんなを絶望が襲う。
いつの間にか風は止んでいた。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
