４.解読 ページ8
＊
《――ル・――ア奪――戦決―
―は、巨人―れた―
班――ている。
今――点で死者――
――日にも死ぬ――れな―
人類―に心臓――怖い
―黒い渦――飲み込――死後
場所不――
一面…青。木や――無い。大きな湖――まれ―白い砂溜―り。
どう―の報告――団長が見――願―ま―
846――月―
マ――ス・ファ―ルト》
「さすがロビンさん。あっという間に書き写しちゃうなんて…」
「ほんと仕事早いわよねぇ」
「そんなことないわ。状態が良くないから全ては無理だったの。ごめんなさいね」
サニー号のテラスでゆったりと過ごしている女性陣は、昨夜のうちに自身の手帳に書き写したというロビンの話を聞いていた。
「最後のここは日付とこの手帳の持ち主だった人の名前だと思うの」
「“だった”？」
「恐らくその人はもう亡くなってるんじゃないかしら」
「私もそう思います。名前の上のここ、多分日付ですよね」
この“846”と次の“月”の間に読めなかったであろう空白があるから、年表だと推測するのが正しいだろう。
そう考えると846年だなんて何百年何千年も昔の事になるのだ。
「この“巨人”っていうのは巨人族の事かしら？」
「そう考えるのが普通ですけど…」
「まさか、巨人族の歴史とか？…なわけないか」
「んー…私が思うにこの文。“死後”と“場所不”の辺りで分けて考えた方がいい気がします」
何度も読み重ねていれば今指差して見せる箇所から内容が変わっているように思え始めた。
「私には同じようにしか思えないけど」
「理由を聞かせてくれるかしら？」
「はい。この手帳の人じゃ無く私達の目線で考えたら“大きな湖”と“白い砂”って…」
「あ！“海”と“砂浜”！？」
正解だと首を上下させる。
前半部分はどうしても持ち主の人の立場になれなかった。だが、逆に後半部分は考えやすく感じた。
それは私達の海賊にとって一番馴染み深いからで。
「なるほど、その線が有力かもしれない……ナミ」
「えぇ。そうと決まったら一か八か、ここからは私の出番よ！」
早速席を立つナミにそんな簡単に決めていいのか些か不安だが、じっとしてるよりは少しでも可能性があるなら懸けてみたいとも思う。
こういう所がやっぱ海賊の性なんだろう。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
