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ガチャンと会議室の扉が閉まればその空間は重い。
「さて、何処から話せばいいか…」
「待てエルヴィン。Aの治療が先だ」
「トラ男！？」
「おいおいマジかよ」
「あら…」
一つずつ順を追っていかなければこの緊迫感は緩まないだろう。
誰もがそう考える最中、ようやくリヴァイか口を開けばルフィ達が激しく反応した。
「お前、トラ男とすっげェ声そっくりだな！」
「は？」
「そっくりなんてものじゃないわ。同じと言っていいかも…」
これにはリヴァイも若干引き気味である。
な、トラ男！と肩を叩くルフィに、ローもようやく口を開いた。
「治療はいらねェ」
ただ一言だけそう告げると横抱きにしたままソファにドカッと座る。
その態度の悪さにリヴァイの温度は急降下した。
更にはAの髪を撫でるものだから、この際同じ声の所為でハンジが震えているのも、ペトラ達がどよめいているのもどうでもいい。
「随分とうちのが世話になったみてェじゃねーか」
「あ、あぁ。Aを見付けたのはそこにいるハンジとモブリットだ」
「壁外調査中に倒れているのを保護させて貰ったんだ。大体の経緯は彼女から聞いてるよ」
ハンジはAから聞いた全ての経緯を話した。
「だから私達は彼女を兵士にしたんだ」
「ちょっと待て！Aは海賊だぞ！」
「分かっている。だがこっちも色々複雑でね…彼女の身柄を保護する為にはそうするしかないんだよ」
「つまり、兵士じゃねぇと身の安全が保証出来ねぇってことか」
壁に寄りかかったゾロがまとめれば、その通りだと頷く。
だからAはこんな格好をしているのかと理解はしたが、ローはまだ腑に落ちない。
「だからてめェらと同じように戦わせたって事か」
「いや、それは彼女を知る為だ」
「知ってどうする」
「彼女がここへ来た経緯を聞いただろう？」
あの時、ローはすぐにAの能力だと分かった。
何故彼女が戦っているのだと。
だが調査兵団にも事情がある。
郷に入っては郷に従え。
兵士に溶け込む為、いつ来れるか分からないロー達の為。
そして、この国の残酷さを知った彼女が自ら何か出来る事させてくれと告げた事。
「利用しようとしていると言われればそれまでだが、彼女の力が私達には必要だと感じた」
責任なら私が取る、とエルヴィンの真剣な眼差しにローは眉間の皺を寄せ黙り込む。
ルフィもこれは船長であるローの問題だと口を挟まない。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
