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「ねぇモブリット。私には、Aが見えてない部分も見えてるように見えるんだけど…気の所為かな？」
「俺にもそう見えますが…」
何も知らないハンジ達の元へ、大方片付いたからか、ただ見たいからなのか一旦戻るリヴァイ。
「見聞色だとよ」
「けんぶ…何それ？」
「さぁな。詳しくは知らねぇがそういう事らしい」
「本当に見えてるって事？」
「能力の一つ…何ですかね」
バインダーに書き綴りながら彼女の動きを目で追っていると、前方から速い足音が聞こえた。
「兵長！奇行種です！！」
叫ぶエルドに皆がそちらを見遣れば、その巨体は真っ直ぐ此方へやって来るではないか。
リヴァイは舌を鳴らすと直ぐに戻っていく。
「お前ら、絶対にアイツを近付けさせるな」
「「了解！」」
ガスを吹かすと奇行種に向かっていくリヴァイ班。
しかし、すぐにその異変に気付いてしまった。
「え、何で…！？」
「おら！こっちだクソ野郎！」
「お前の相手は俺達だ！」
奇行種はあろう事かペトラ達をそっちのけでAに向かっていく。
斬りかかっても反応しない。
「様子がおかしい！A、一旦引いてくれ！」
ハンジの呼び掛けに気付いたAに警報が鳴る。
其方に顔を向ければ、今までより機敏に動く巨人が此方へやってくるでは無いか。
相手をしていた巨人を早く倒さないと、アレはヤバい。
「っ！あんたに構ってる暇は無くなったから、いい加減大人しくして！
―――“展開”」
ここまで大きく張るのは久々だがやるしか無い。
「“破裂”ラプチャー！」
とたん、巨人は時が止まったかのように動かなくなる。
そして、激しい爆発音と共にその原型が無くなった。
のはいいが…
「っ…これじゃ見えない！」
巨人の身体から出る蒸気が辺りを覆う。
そんな情報知らなかった。
後でハンジに文句言ってやろう。
とにかく視界確保の為に上へと飛べば壁が見え、すかさずアンカーを放ち脱出する。
事が起こったのはその時だった。
「A！！」
リヴァイの声と共に視界が開けた時、目の前に迫る大きな影。
「！！！！」
――――やられる…！
そう思った瞬間。
意識を手放してしまい定かでは無いが、青を見た気がした。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
