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＊
その頃、壁外では…
「うぉぉぉ、何だありゃ！？巨人族だぁ！！」
「にしては妙だな…服着てねぇぞ」
「言ってる場合か！！」
迫り来る足音から逃れるべく全力疾走する4人がいた。
不気味な笑みを浮かべ此方へやってくるその巨体は距離を縮めると、その腕を伸ばしてくる。
「伏せろ！」
ローの一声で反射的に回避出来たものの、休みなく次の手が伸ばされる。
「何だコイツ、俺達を捕まえる気か！？」
「まさか、これが“巨人”！？」
ロビンの言う通り、どっからどう見てもそうなのだろう。
だとすればAがここにいる可能性が高くなる。
その希望を抱き続けるにも、先ずはここを切り抜けなければ。
「んにゃろうッ！ゴムゴムのォ…バスーカァァ！！」
的がデカいから外す事はない。
腹部に入った打撃でその巨体が吹っ飛べば、よっしゃ！と喜ぶルフィだが…
「まだよ！」
「っ俺が切る！三刀流“鬼斬”ッ！！」
ただ吹っ飛んだだけで平然と転んだ後のように起き上がる。
打撃は効かないのか。
ならば、と腰に添えた刀を構え斬り掛かるゾロは確かな手応えを感じた。
シュゥゥと音を立て煙が上がる切り口に今度こそやったと思えたが、ローは黙ってその様子をじっと見据える。
「どうやら簡単にはいかねェらしい」
「なんだと！？」
確実に切ったのにまだ起き上がろうとするコイツは何なんだ。
咄嗟にロビンが咲かせた手で固定するがその力は強大で。
「っ…このままじゃ、もたない！」
「ここは逃げるしかねェか…“ROOM”」
たった一体の相手だが全く歯が立たない。
こんな所で油を売ってる場合ではないのに。
ローが鬼哭を抜いたと同時にロビンが能力を消せば、あっという間にバラバラになった。
「さすがだなぁ、トラ男〜！」
「ただの時間稼ぎだ。今のうちに進むぞ！」
恐らくこの先何体も出くわすだろう巨人は同じようにして掻い潜る他手段がないだろう。
早くAを見つけ出さなければと、彼女の危機に何も無い大地をひたすら進み続けるしかなかった。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
