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「という訳で、私とモブリットが記録出来るようリヴァイ班には巨人がAに集中しないようにして欲しい。私からは以上だよ」
なるべく1体1にさせるように、つまりは余計な巨人の討伐がリヴァイ班の任務。
その方が記録しやすいとハンジは言う。
「一ついいですか」
「何だい？」
「何故Aの記録を？彼女に何か特別な事でもあるんですか？」
兵士の記録の為、それも個人の為に壁外へ行くなんて始めての事。
何も知らないエルドからの質問は最もだ。
「そうだ。彼女は調査兵団になくてはならない存在だと私は確信している。現に医務室の噂は耳にしているんじゃないか？」
静かに答えたエルヴィンにザワつく。
「噂？」
「ほら、Aが治してくれただろ？あの兵士の事だよ！」
あ、初めて能力を見せた時の……
「あの方はその後どうですか？」
「言ってなかったっけ？1週間後に目が覚めてね、少しずつ回復してきてるよ！後で会ってあげてくれないかな」
「はい、経過も見たいので是非！」
そっか、目が覚めたんだ。
もう兵士には戻れないらしいが、生きているだけでいくらでも選択肢はあるだろう。
本当に良かった。
「ち、ちょっと待ってくれ。すると何だ、あの噂は本当だったのか？」
「今の会話を聞いただろ。事実だ」
―――もう先が無い兵士が施術の末に驚きの回復を遂げた。
これが少し前に出回っていた噂である。
恐らく医務室に出入りしてる人が発信元だろうが、その信憑性は低かった。
だが団長であるエルヴィンを始め、さらにはリヴァイが事実だと言うのなら一気に真実味が増す。
「てことはAは医者なの？」
「医者、なのかな…？でもその前に私は海賊だから」
「？？」
そうだ、ペトラ達にはまだ話していない。
私は全ての経緯と能力の事を話した。
始終黙って聞いてくれたが、一番に口を開いたのはオルオだった。
「はっ、壁の外にいただと？それでいて巨人を知らないなんて馬鹿な話があるか」
「やめなさいオルオ！」
必死に宥めようとするペトラ達に当事者である私は口が出せない。
やっぱこうなっちゃうか、と隣で呟くハンジに分かってたのなら止めてくれと思う。
手っ取り早いからとスっと手を前に出せば、オルオはその動作に過敏に反応した。
しかし
「“展開”」
次の瞬間には、黄色い膜の中である。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
