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会議室にはエルヴィンを始めとする、Aが知る面々が揃っていた。
「前に話した通り、明日の調査は今此処にいる兵士のみで行う。内容については…ハンジ」
バトンタッチしたハンジが資料を捲りながら高らかに説明し始める。
「みんな気付いてると思うけど、今回の調査は特別だ。巨人の調査じゃない。Aの調査だ」
単刀直入に告げたハンジに周りがザワつく。
Aも己に視線が刺さるのを感じた。
だがその中でペトラだけは何か納得した様子だった。
というのも街へ出掛けた日の夜、もう一度しっかり詫びなければと思いリヴァイの元を尋ねた時。
兵長がAを気にかけている事はあの時直ぐに分かり、そんな彼女を勝手に連れ出したなんて改めて思うと謝罪せずには居られないと謝れば
「…揃いも揃って、そんなに謝りてぇのか？」
「え？」
書類に書き込む手が止めリヴァイは静かに言った。
「親切心からお前はAを連れ出した。あいつの服が無かった事は事実で、それに気付かなかった俺にも落ち度がある」
だから謝る必要はない、と。
「ですが…っ」
「直にわかる事だが、あいつは少々ワケありでな…」
言葉を遮って兵長は続けた。
「此処にAの知る奴は一人も居ねぇ。そんな環境にいちゃ息も詰まるってもんだ。こんな話、何でお前に話すか分かるか？」
何でか、なんてそれは兵長にしか分からない。
けれど直接言うって事は、私にしか出来ない何かがあるんだと思う。
「今日みたいに女同士でしか出来ねぇもんってのもあるだろう。だからペトラ、あいつを気にかけてやってくれないか」
人にものを頼む、それも人の事を。
こんな事初めてだった。
あの兵長がだ。
それに、自分にとっても同じ気持ちを抱いていたAという友達が出来て、彼女を大切にしたい気持ちが芽生えた。
だから胸に拳を当ててはっきり言う。
「兵長に言われなくても当たり前です！」
調査兵団に所属して数年間、Aという名は聞いた事が無かったからワケありなのも察していた。
だからこそ調査の内容がリーズであっても驚きはしなかったのだ。
寧ろ彼女を知れる、と嬉しささえ込み上げている。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
