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＊
同時刻。
その広い大地にはある筈のない人影があった。
「着いたァーー！」
「あら、こっちは夜なのね」
A救出班の4人である。
「こんな所に本当にいんのか？」
「私たちが此処に辿り着いたのなら、Aも此処に辿り着いた可能性が高いと思うわ」
「通じる場所が一つなら、だろ」
暗い中で薄ら見えるのは木々のみ。こんな所に人がいるとは到底思えない。
そしてゾロの言う通り、一本で繋がっているとしたらの話なのだ。
「大丈夫だ、Aは絶対ここに居る！早く探そう！」
「待て麦わら屋。方角も分からないんじゃ探しようがねェ。陽が出てからだ」
「そうね、先ずはナミに連絡しましょ」
視界が開ければ何か見つかるかもしれない。
それまで待機した方が得策だ。
ローは懐から電伝虫を取り出すと、一か八か…
―――ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ……ｶﾞﾁｬ
数回鳴った後『はいはーい』と電伝虫はナミに姿を変えた。一応は繋がるらしい。
『良かった、無事に着いたみたいね。そっちはどんな感じ？』
「明かり一つねぇから今は待機だ」
『…アンタ達、山にでもいるの？』
状況といったって分かり兼ねる。
あとは任せるとばかりにさっきから代わりた気なルフィに電伝虫を寄越すと、「すっげェぞー！」と盛り上がる声を後目にローは考えを巡らせた。
あの渦の出現に規則などあるのだろうか。
とにかくこうして辿り着いたのだから先ずは一歩前進と思いたいが…
「二コ屋、手帳を貸せ」
唯一の手掛かりである手帳をもう一度読んでみる。
――ル・マリア奪還――戦決―
―は、巨人―れた―
班――ている。
今――点で死者――
――日にも死ぬ――れな―
人類―に心臓――怖い
やはり気掛かりなのはこの“巨人”とやらだ。
その後に書かれている言葉が危機感を持たせる。
「ゾロ屋はともかく、能力は使えるか？」
「お、何だトラ男？戦うのかあ"ァ〜」
「えぇ、大丈夫みたいね」
話しの最中に引っ張られ伸びる頬。
犯人はルフィの肩に手を咲かせたロビンである。
そしてローも試しにと能力を使ってみれば、感覚に変わりはない。
「何すんだロビン！」
「ふふ、ごめんなさいね」
「つまり“黒い渦”を通った事で何かしらの影響はねェって事か」
「そう言うことだ」
これなら戦闘になっても何とかなるだろう。
―――何処だ…お前は今何処にいる…
そう考えながら、ローは眠れない夜を過ごすのだった。
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こまめ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！オチについてですが、ローかリヴァイ何方になるか現段階では決まっていません。アンケートで決めたり、分岐で何方も書く方法も考えてはいますが未定となっています。曖昧で申し訳ないですが、今後の展開を見守って頂けたら幸いです！ (2022年11月21日 11時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年11月21日 9時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - マカロンさん» 閲覧して頂きありがとうございます！亀更新過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします(^^) (2022年4月29日 15時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すごく面白いです！！ (2022年4月28日 16時) (レス) @page46 id: ca5fd49002 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 聖羅さん» お待たせしてすみません！1ページではありますが更新させて頂きました。続きも早めに更新出来るよう頑張りますので、もう少々お待ち下さい。 (2021年7月7日 21時) (レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年8月27日 1時
