Dear FUTURE From DREAM② (ページ10)

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スタッフ「改めてスアヤ、突然この話をされて驚いたでしょう…？」

SA「…はい、あの…ちょっとよく理解が追いついてなくて…わたし、イェリオンニ達と一緒にデビューできないんですか？」

突然の話に未だに頭がきちんと動かない私に、それはそうよね…と心配そうな顔でオンニが頷いた。

スタッフ「…スアにも今日初めてこの事を伝えたし、この話が嫌なら断っても良いの。…勿論だからって事務所を追い出すことはなしないわよ。このナムジャグループの後に、コウナ達を筆頭としたヨジャグループもデビューする計画だしね。」

そう言ったオンニはひと呼吸おいて、

スタッフ「…ただ、この紅一点を誰にするか、って話になった時に、スアヤ、貴方の名前が真っ先にあがったの。…スアが断るなら、また別の子を代わりにすれば良い話だけど…このグループには、貴方が必要だと私達は思っているわ。」

そうやって熱心に話をしてくれるオンニだけど、正直何故私が？という疑問は拭えない。

確かに私は背が高い方だから、髪の毛でも切ってしまえば男に見えなくもない…？かもしれない。
しかし歌やダンスも褒めてもらえるけど、私の今の実力では男子のレベルについていけるとは到底思えない。

SA「その…なんで私が候補になったんですか…？私はまだ練習生になってから4ヶ月だし、私より前から練習生をしていたイェリオンニ達もいるのに...もしかして、私がテミニオッパの親戚だから…とかですか？」

さっきこの話をされた時に1番に頭に浮かんだのは、イェリオンニ達と一緒にデビューできないかもしれない…という複雑な気持ちと、テミンオッパのことだった。

…私があの大先輩と親戚だからなのか？そんなことが頭によぎったのだった。

そんな私の質問に、オンニは何故か誇らしそうな顔をしながらこう言った。

スタッフ「まぁ、勿論テミニの家族なら何かあった時も助けになるとは思うけど…
それより、私達はあなたの驚異的な歌やダンスの成長スピード、加えてその潜在能力についても評価しているわ。
…それにね、普段の生活を見ていても、ドンヒョギ達と1番上手くやっているのはスアだって話も出ているの。
あのイスマン先生も、あなたの初めての月末評価を凄く気に入ってるらしいわ！…あの子には度胸がある…！って。」