Dear FUTURE From DREAM② (ページ6)

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色々なことに巻き込まれる…？

とちょっと不安な言葉はあったが

今の私はそれよりもジェミナのことが心配で頭がいっぱいだった。

先月もオンニによばれていたみたいだし、
今日の呼び出しも、オンニはさっきああ言ってオブラートに包んで話していたけど

ようは"このままじゃ危ない"って言うことを伝えられていたんだと思う。

ちょっと変わってるけど、誰にでも親切で私やチソンアの面倒をよく見てくれるジェミナ。

確かに歌やダンスに特に強い関心があるわけでは無さそうだけど、私にとっては既に、他の仲間と同じように特別で、大切な友達になっている。

…もしジェミナも、年上組のオッパやオンニ達のように辞めて行ってしまったら…

そう思うと、自然と目頭が熱くなって、涙がこぼれそうになってしまう。

だめだめ。私がジェミナを元気づけないといけないのに…私が泣いてどうするの。

そんなことを思いながら何とか涙を我慢し、ドアノブに手をかける。

ガチャッ

きっと落ち込んでるだろうから、ジェミナに何か元気づけられる言葉を掛けてあげるんだ…！

そう意気込んで扉を開くと、すぐ目の前には驚いたように目をまん丸に見開いたジェミナが立っていた。

SA「…ジェミナ…」

ジェミナの顔を見た途端、今さっき意気込んで涙を我慢したにも関わらず、また涙がでそうになってしまう。

そんな私を見たジェミナは

JM「モヤモヤ〜？ウリトゥアや〜？どうしたの〜？」

と、いつもの調子でそんなことを言って私の顔を覗き込み、頭をポンポン撫でてくれた。

…いつもなら、ジェミナにこんな事をされれば恥ずかしくて

やだ！と振り払ってしまうが、何だか今はジェミナの手が温かく、心地良いものに感じられた。

そして気が緩んだせいか、私はさっきまでジェミナを元気づける言葉を言うと意気込んでいたことをすっかり忘れ、思いがけず自分の率直な思いを口にしていた。

SA「…ジェミナ、辞めないで。…私たちから離れていかないでよ。私にとってはジェミニは大切で、、必要な存在だよ。」

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