イヘチャンが報われる話 (ページ3)

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3.【HC】イドンヒョク人生最大の敵ページ3

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うわぁぁぁぁぁ〜！ロンジュナ〜〜〜

後ろの方から、俺の声量に負けないくらいの大きな声で
ロンジュニの名前を呼ぶ声がする。

俺の耳にも入ったんだから、そりゃ腕の中にいるウリロンジュニにも聞こえたわけで。

RJ「…はぁ、煩いのがもう1匹増えたよ…」

そう呟いたロンジュニは、今度こそ俺の腕の中から力づくで抜け出して、さも面倒くさそうな表情を作って後ろを振り返った。

『ロンジュナ〜！ウリロンジュナ💓アンニョン？今日も可愛くって可愛くて…本当に有り得ないくらいキューティーだねっっ！』

RJ「ヤー…毎日それだな。ナウナ…お前、可愛いしか言葉知らないのかよ？」

俺の後ろでそんな会話をするロンジュニと…忌々しい俺の天敵のソン･ナウン。

ソン･ナウンは小学生からの腐れ縁だ

ナウンの他にもまだ幼なじみは数名いるが、生まれた時から一緒の俺とロンジュニの間に、これでもか！と言うくらい突っ込んでくるのは、忌々しいこいつだけだ。

つまりこいつは俺とロンジュニの仲を引き裂く天敵ってわけ。

…まぁ忌々しいとは言っても、世間一般的には「美少女」の部類には入るらしい。

白い肌に色素の薄い瞳と髪色、今にも折れそうなほど華奢な体に、黙っていれば儚げな雰囲気を醸し出すあいつの姿を見ていると

ナウンちゃんはウチの学校で1番の美人だよ〜！

って興奮したように話すクラスメイトを思い出した

RJ「…ナウナ、前髪乱れてる。」

『…ほぇ？どこ〜？』

今もロンジュンにせっせとお世話されている姿は、確かに何となく…"守ってあげたい"…そんな気分にさせらr…

ってそんな訳ないだろ！！大丈夫か俺？！今日寝不足だったから頭腐ってるのか？！

HC「동혁아..!!!!!!정신 차려!!!!!!!!!!!(ドンヒョガ!しっかりしろ!)」

突然叫んだ俺に

RJ、NE「…ヤー…大丈夫？ドンヒョガ…」

そう言って2人が俺の両側にくっついて来た。

はぁ…ロンジュナのこの上目遣い…今にも俺の心臓はノックアウトされちゃいそうなんだけど…？

HC「……ウリロンジュナ〜俺を心配してくれたの？…うん？💕︎💕︎」

二人の時間を邪魔された仕返しに、ナウナに見せつけるように、左隣のロンジュナにこれでもかってくらいの笑顔で愛嬌を振りまくると

RJ「うぇ〜…やめろよ、こんな外で…」

『(ドン引き)』

2人してこの世の終わりを見たかのような表情を向けてきた。

ひん…ㅠ.ㅠ