5〜篤人side ページ5
『うっちー起きて!』
校長の長い話が終わり隣にいる
谷口が起こしてくれた。
谷口はこういう風に俺が寝てるときには
無理に起こしたりしない。
大事な話とか当てられそうなときとかは
起こしてくれるけどそれ以外は
代わりに話を聞いておいてくれる。
申し訳ないと思いつつもやっぱり
通学に部活にで疲れててつい甘えてしまう。
今日はミーティングだけらしく
いつもの5人で昼飯を食べに
行くことになった。
真「うっちー終業式のときまたAに起こしてもらってたやろ?笑」
麻「ミーティングは起こしてくれる人いないんだから寝ないでよ〜?笑」
篤「っるせ、ミーティングは絶対寝ねーし笑」
こんな風に若干からかわれながら
部室までいった。
ミーティングは夏休み中の練習や
大会などについてだった。
…ハードすぎんだろ苦笑
お盆以外ほとんど休みなし。
まぁ花火大会は行けるみたいだから安心した。
あいつ浴衣とか着てくんのかな?
なんて考えていたらミーティングが終わった。
教室に戻るとそこには石崎の姿しかなかった。
トイレでも行ったのか?
カバンはあるし。
とくに気にもとめず話してたら戻ってきた。
…なんかあいつ複雑な顔してね?
美咲「あ、おかえりー!佐々木君何の用事だったの〜?あ、もしかして告られたとか⁇笑」
篤「はっ⁉まじで⁇」
思わず声に出てしまった。
つーか告白とか、佐々木って誰?
俺ふられんの⁇
一気に思考がマイナスの方へと向いた。
『まぁ…でももちろん断ったよ笑』
…よかった〜。
安堵している俺の顔をみて
麻也がなんか言ってる。
その発言アウトだろ笑
案の定石崎は拗ねた笑
まぁもちろん演技だけどね笑
そんなあいつらを横目に
俺の心の声が漏れた。
篤「…よかった。断ってくれて。」
そうあいつにしか聞こえない
くらいの声で言ったら
『当たり前でしょ?私にはうっちーっていう素敵な人がいるもん‼…照』
そういうとうつむいてしまった。
顔赤いけどね笑
まぁ俺も人のこと言えないだろうけど…
麻「ちょっとお二人さん、そんなとこで二人の世界に入らないで笑 置いてくよー?笑」
ちょっとイラっとする麻也の声で我にかえり
俺たちは教室を後にした。
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作者名:りょうか | 作成日時:2013年12月25日 1時