7色の虹を輝かせるために〈1〉（JW） (ページ11)

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episode9 １年前ページ11

Your side

デビューする前も、した後も、アンチはされている。
でも、私はアイドル。
辛くても、苦しくても笑顔でい続けなきゃいけない。

でも、最近は笑顔になれなくなってきた。

理由は、スタッフさんからのアンチの声も聞いてしまったから。

『怖い』

単純にその一言が私の頭の中をよぎる。

でも、メンバーに迷惑はかけられない。

望「おーい、A？聞いとるー？

ぼぉーっとしとったけどw」

A『あ、うん、ごめんごめん！』

望「A、なんかあったらいつでも言ってや？

辛いことは2人で分け合って、
楽しいことは2人で分かち合おう

って言ったやろ？だから頼ってな？」

A『うん！ありがとう』

やっぱり望にはバレちゃうよね…、
なんでも分かり合えるシンメやからなー。

なぁ望？
もしも私が打ち明けたら…

望はどうする？

でも、私には打ち明ける勇気がないんだよ。

私のせいで、スタッフさんから嫌われたりしたら…仕事が無くなるんじゃないかって…。

怖いんだよ。

だから頼っちゃだめなんや。
頼ったら、傷つけ、迷惑がかかる。

ごめんな、みんな。

頼りたいけど、頼れんわ。