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綱吉side
貴「...へぇー、ツナのママンはいい人だな〜」
ツナ「ま、まぁ、ちょっとお節介だけどねっ」
オレの照れ隠しにニコッと微笑みながら頷いてくれるAさん。
三つ編みの長くて綺麗なオレンジ色の髪の毛。
吸い込まれるようなオレンジ色の瞳、中性的な顔と声。
ツナ(...隣に立つの緊張するなぁ〜。
なんか周りの女性達もこっち見てるし、なんか凄いリングの持ち主だし、次元が違い過ぎる。)
まるであの雲雀さんの隣に立ってる見たに緊張する!!!
いつ噛み殺されるかの心配じゃない、なんか眩しいというか、なんというか。
貴「なぁツナ、今向かってるとこってツナの家だよな？」
ツナ「え？そ、そうだけど...あれ？」
リボ「...可笑しいな、さっきから同じ道をぐるぐるしてやがる」
先に築いたAが、不思議そうにあちこち見回る。
リボ「おいツナ、飛んで周りを見てこい。」
ツナ「えっえぇぇぇえっ！？オレぇ！？」
リボ「早くしろ、オレは腹が減ってんだ。」
グゥ〜とリボーンの小さなお腹から音が出る。
それを苦笑いで見るAさんとオレ。
仕方なくオレはリボーンに死ぬ気弾を打ってもらい、グローブに炎を灯した。
貴「炎...?」
ツナ「...後で説明する。」
その一言だけ言って、オレはリボーンの言われた通りに炎の風圧を調整し、飛ぶ。
リボ「Aもそのうち出来るようにするゾ。
そのリングの持ち主である限り、強くなってもわなきゃいけねぇからな。」
貴「え、オレも飛べるようになんの！？」
キラキラした目で言うAに、リボーンとオレ少し驚いたような顔をする。
ツナ(Aも随分変わり者なんだな...)
飛び回りながら、不意に山本と獄寺が頭の中に出てきた。
皆も随分変わり者だからな…。
ツナ(...しかし、先が見えない。
景色が全く変わらない所か、ミラーのような世界に入ったように感じる...)
超直感で違和感をすぐに覚えたオレは、すぐにリボーン達の元に向かう。
.
貴「おっ！！おかえり！
その様子だと何もなかったみたいだな。」
ツナ「ああ....
．．．．？」
不意にAの何処かから違和感を覚えた。
．．．強い何かが見えた気がした。
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作者名：アツナ | 作成日時：2018年1月1日 5時
