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主人公side
ゆっくりと重たい瞼を開かせると、まず最初に見えたのは青い空。
貴「...い、生きてる？」
学校の屋上から飛び降りて生きてるなんて、奇跡って言葉だけじゃすまないぞ。
飛び起きて地面を見ると、自然な色をした緑の雑草。
貴(俺もしかして寝落ちしてたのか？
．．．そんな訳ないよな、オレこんな所で寝た記憶ないしそもそも寝れない、と思う)
じゃあ此処は何処なんだ？
オレは成功したのか？
考えても考えても分からないこの状況におどおどする。
貴(....GPSの起動音がしない...。
．．．凄い静かだ。)
珍しくあの"ピッピッピッ"という音がしないのに築き、オレは一気にテンションが上がった。
もしかしたらトリップが成功したのかもしれないと。
貴(早速探索しようかな！！)
思い付いたらすぐ行動。
オレは立ち上がり、並盛中学校を目指し歩き始めた。
が。
ジャラっ
貴「...ん？」
立ち上がった瞬間、腰の方からジャラっという音がなったのに築き、自分の黒いパーカーを上に上げる。
するとそこには、紫色のボンゴレ匣と紫色のダイヤ型の鍵がジャラジャラとぶら下がっていた。
貴(....こ、これは)
驚くのも当たり前だ。
何せトリップしたかが分かるボンゴレ匣という名の証拠がすぐに見つかったからだ。
そしてふと自分の両手を広げた。
貴(リングが、ない。)
ボンゴレ匣があったものの、それを開くための肝心なボンゴレリングがない事に築く。
どうなってるんだこれ....。
不思議に思っていると、ふと後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
.
「なんだ、起きてるじゃねーか。」
「ほ、ほんとだっ！！」
振り返るとそこには───
貴「．．．っ！！！」
オレの大好きなマンガ本のキャラクター。
主人公達の家庭教師リボーンと
ボンゴレボス沢田綱吉が、そこにはいた。
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作者名：アツナ | 作成日時：2018年1月1日 5時
