死ぬ気になれば、最強になれると信じた少女 (ページ1)

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ピッピッピッ

と"いつも通り"に起動音を鳴らすGPS。

それはオレの何処で鳴っているかは、この世に産まれて１４年間経っても分からないままだ。

考えた所で何も解決などしない。
だから俺は、昨年から考えないようにしていた。

貴「爺さん！！オレ今日も夜まで帰れないから！！行ってきます！！」

男1「分かったよ、行ってらっしゃい」

産まれた時からオレの部屋は真っ白で、ベッドの横には大きな窓ガラスがあった。

窓ガラスの前には、大勢の白衣を着た男女がいつもいる。

それが嫌で、いつも外に遊びに行くんだ。

だけど、逃げられる訳じゃない。

ピッピッピッ

外に出ると、GPSの起動音がオレの何処かでなり始まる。

オレは、ずっと見られている。

どこに行っても、何をしても、何をやっても、あの人達からは逃げられない。

貴(あっ...あったあった！！本屋さん！！)

ネットカフェ付きの本屋。
時間つぶしに丁度いいオレのお気に入りのお店。

店員に名前と顔を覚えられたくらいよく行く。

店「いらっしゃいませ、今日も同じ時間ですか？」

貴「はいっ!」

お金は勿論あの人達から貰ったらお小遣い。

オレはいつもの様にパソコンを開き、持ってきたお気に入りのマンガ本を開き自分だけの世界に入る。

お気に入りのマンガ本の名前は"家庭教師ヒットマンREBORN!!"

覚悟をテーマにした話だ。