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カウンターに向かい、お酒をつくる。
だいぶ手馴れてきたななんて思いながらシェイカーを振った後、康二の元へお酒を持っていく。
涼太「お待たせ致しました。オレンジ・ブロッサムでございます。」
康二『うわ、むっちゃオシャレや！しかも俺のメンバーカラーのオレンジ！よぉわかってるわ宮島さん！』
涼太「ふふ、ありがとうございます。気に入って頂けると嬉しいです。」
康二はニコニコしながら1口飲んだあと、俺の方をみて呟くように話し出した。
康二『美味しいなぁ...。ふふ、ここで宮島さんと話しとるとメンバーと居るみたいで安心するねん。
俺な、ずっと関西のジャニーズでやってきて、急に東京くることになってSnowManていうグループに入ったんよ。
やっと掴みかけたチャンスやったんに、最初はどうしたらいいかわからかってん。グループのメンバーとも最初はノリが合わんくて1人で滑ったりもした。
6人が凄いのは当たり前だし9人になって6人のファンの人達が離れていってまうのが悔しくて、悲しくて、同じように出来ないことが申し訳なくて嫌やった...泣』
康二から発せられた言葉は康二がずっと抱えてきたもの。俺らも9人の良さを広めようと頑張ってはきたが、彼らへのプレッシャーは相当だっただろう。
たくさん浴びせられた心無い言葉にどれだけ傷ついてきたんだろうか。
康二『でもな、そんな俺にメンバーの宮舘涼太が言ってくれてん。【SnowManに入ってくれて、ありがとう】って。
そん時によかった。俺、皆には、8人には受け入れて貰えたんやなって思って、涙止まらんかった。あの日にな、これから先何があってもSnowManとして尽くそうって決めたんよ。』
その話を聞いて、当時の事を思い出す。
先が見えないまま頑張るしかなかった6人に新たにメンバーが加入すると話をされ、皆で悩んでこれが俺らが前に進むキッカケになったらと加入を受け入れた。
だが関西にいた康二との距離感を詰めるには時間がかかっていて、特に自分から話す事のない俺は周りからみたら話しかけづらかっただろう。
でも康二はそんな俺にも明るく話しかけてくれた。
康二が来てから色々な人に『よく笑うようになったね』と言われた。SnowManを広めようと、良くしようと頑張ってくれる康二には感謝しかなくて。
あの日は、その感謝を改めて伝えたくてご飯にいった。
俺の一言が康二にとってそんなにも心を動かすキッカケになっていたと知れて嬉しくなった。
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雪だるま - すごくいいお話でした！ありがとうございました！ (2023年4月6日 23時) (
レス) id: 3a7aa48f5c (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - (名前)ミオさん» こちらこそコメントありがとうございます！！ (2021年4月5日 18時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - とっても素敵なお話をごちそうさまでした (*^▽^*) (2021年4月5日 18時) (レス) id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ピクミンさん» ありがとうございます！ 嬉しすぎるお言葉頂けて胸がいっぱいです！これからも頑張ります！ (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます！まだ決めていなかったので候補にさせて頂きますね！ (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年2月28日 0時
