オレンジ・ブロッサム ページ8
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あの日から何だかんだ1番来る男。
叔父さんによると俺がいない日もちょくちょくくるらしい。叔父さんは康二が面白いから楽しいって喜んでる。
康二『やっほー！あ！今日はおる！宮島さーん！』
涼太「向井様いつもありがとうございます。」
康二『もー！康二でええっていってるやん〜！』
涼太「お客様ですからね。」
康二『○○さんは呼んでくれとるもん！』
チラッと叔父さんを睨むと笑い堪えてる。
もう、面白がらないでよ。
涼太「すみません、まだまだ新人なものですから、その辺はしっかりしたいんです。」
康二『じゃあ次回会えたら康二って呼んでな？！
俺は宮島さんのお得意様になるから！仲良くなったらええやろ？』
そういう問題じゃないでしょ。ってまた素の俺が出てきてしまいそうなのを抑える。
本当に康二の前になると感情が豊かになってしまう。
それは康二自身が嘘が付けないくらい純粋で真っ直ぐな人だからなんだろうな。
涼太「じゃあ、次回来てくださった時には考えておきます。(笑)」
そう返すと、パァっと明るくなる顔が面白くて思わず笑いが零れた。
康二『あ！いまの顔！！めちゃくちゃ綺麗やった！
あー！今の写真撮りたかったな〜！宮島さんのレア笑顔ショット！』
いや俺わらってるけど。むしろいつもよりは何倍も笑顔作ってるけど...？
涼太「申し訳ございません。普段、笑顔じゃなかったですか？」
康二『いや違うんよ。普段の時もイケメンさんな笑顔やけどな。お仕事用の笑顔もあるやん？それとは違って、素の表情みたいな。
それって心許さなみれん部分やん？いまそんな気がしてん！嬉しいわ〜！
俺のグループの宮島さんににてる人もな？俺が笑わせるとむっちゃ笑うんよ〜！それが嬉しいねん！』
本当に向井康二という男の前で、嘘は付けないなと感じた。作り笑いも全て見透かされている。本人だとバレてないのが奇跡だよ。
涼太「そうでしたか。それは、向井様のお陰ですね。ありがとうございます。お礼といってはなんですが、1杯カクテルを提供させて下さい。私からの気持ちです。」
康二『ええの？！この前ふっかさんが作って貰ったっていってたから羨ましかったんよ！嬉しい！』
そういってニコニコする康二は自己紹介ラップでもあるように、子犬みたいで可愛くてまた笑みが零れてしまいそうだった。
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雪だるま - すごくいいお話でした！ありがとうございました！ (2023年4月6日 23時) (
レス) id: 3a7aa48f5c (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - (名前)ミオさん» こちらこそコメントありがとうございます！！ (2021年4月5日 18時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - とっても素敵なお話をごちそうさまでした (*^▽^*) (2021年4月5日 18時) (レス) id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ピクミンさん» ありがとうございます！ 嬉しすぎるお言葉頂けて胸がいっぱいです！これからも頑張ります！ (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます！まだ決めていなかったので候補にさせて頂きますね！ (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年2月28日 0時
