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涼太『叔父さん久しぶり。』
叔父『なぁ涼太。
あの子きてるぞ、お前の幼なじみの渡辺翔太くん。』
涼太『え?』
やっぱ、バレた...?
叔父『お前の事待ってるみたい。
宮島さん今日来ますかって。』
涼太『バレてるかな...。今日さ、仕事終わりに途中までタクシーで追いかけられたんだよね。』
叔父『まぁ、可能性はあるだろうな。
...涼太、もういい加減隠さなくていいんじゃないか?お店自体がこれだけお前のグループのメンバーに知られてるんだ。もうお前だってわかるのも時間の問題だぞ。』
涼太『...だよね。うん、言おうかな。ねぇ、今日個室借りていい?翔太、そこに通してくれる?』
叔父『わかった。今日は人いるから時間使っていいよ。』
涼太『ごめん、働きたくて来たのに...。』
叔父『いいんだよ、ゆっくり話してきな。』
それから着替えだけして、制服のまま翔太のいる個室に。
翔太『...あ。』
涼太『ご無沙汰しております。私をご指名頂いたそうですが、どうかなさいましたか?』
翔太『なぁ、きいていい?』
涼太『はい。』
翔太『....本当は涼太じゃないのか?』
ああ、やっぱりわかってたんだ。
流石に翔太には隠せなかったんだな。
涼太『...ふふ、流石。
やっぱり翔太には隠せないよね。』
翔太『....え、ま、まじ?』
涼太『翔太が言ったんじゃん。
そうだよ、俺だよ。ふふ、いつわかったの?』
翔太『いや、てかなにこんなとこで働いてんだよ!
お前、こんなんバレたら!!』
涼太『大丈夫、滝沢くんも知ってる。
許可ももらった。俺がね、バーテンダーの勉強したかったの。そしたら急に3人来たからびっくりしちゃった。』
翔太『え...そう、なの?』
涼太『うん。最初は反対されたけど、ちゃんと話したらわかってくれた。仕事と両立してどっちもやれるならって。隠してたのは悪かった。』
翔太『....まぁ、ちゃんと許可されてたならいいけど。
でも、リスクがデカすぎるだろ。』
涼太『分かってる。でも、それでもやってみたかった。それで、やってみてよかったとも思ってる。
コミュニケーションが苦手な俺が、色んな人と色んな話をして、自分の気持ちも伝えられた。
...翔太が今日来るまでに他のメンバーがきた。みんなの俺に対する気持ちや、抱えてた悩みとかを聞けた。それは宮舘涼太じゃ聞けなかったと思う。だから...』
俺は本音を話した。
でも翔太は険しい顔をした。
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雪だるま - すごくいいお話でした!ありがとうございました! (2023年4月6日 23時) (レス) id: 3a7aa48f5c (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - (名前)ミオさん» こちらこそコメントありがとうございます!! (2021年4月5日 18時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - とっても素敵なお話をごちそうさまでした (*^▽^*) (2021年4月5日 18時) (レス) id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ピクミンさん» ありがとうございます! 嬉しすぎるお言葉頂けて胸がいっぱいです!これからも頑張ります! (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます!まだ決めていなかったので候補にさせて頂きますね! (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年2月28日 0時