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宏光side
やっと少しずつ宮舘の抱えていたものが見えてきた。
正直、よくこれを1人で耐えてきた。真面目で我慢強いこの男じゃなきゃこんなになるまで頑張れていないだろう。
まぁ、もう少し発見が遅れていたらもっと悪化していただろうから決していい事ではないけれど。
まだ隠してるであろう本音を話せと、頭を撫でてやると普段簡単なことでは泣かないこの男の、久しぶりの涙を見た。
涼太「っ....泣、ずっと、辛かった。怖かったっ、です泣」
宏光『おう。』
涼太「皆にも、嘘、つきましたっ...泣、ラウールにも、つかせてしまって、申し訳なくて泣、でも、もしも皆にバレたら、バレた事をアイツらに知られたら...泣...もっと迷惑かけるかもって...泣」
涼太「っ...だから、もう、耐えるしかないって..泣、俺が頑張ってれば、いつかは終わるって、信じるしかなくてっ...泣、でも、もう限界でしたっ...泣、どうしたらいいかわからなくなってっ...泣」
肩を震わせながら泣く宮舘は、本当によわよわしくて。いつもどれだけ気を張っていたのかがわかる。
それに、ここまでしないと弱い部分を見せようとしないのか...と頭を抱えたくもなった。
宏光『そうか...。限界までよく頑張ったよ。
お前はほんと、凄いやつだよ。
でもな、宮舘。お前自身も大切にしないとダメだろ？
お前が守っても、お前が居なくなったらラウールはどう思う？メンバーだってそうだ。俺やジェシーだって悲しいなんて言葉じゃすまないくらい後悔する。
それだけは覚えておきな。』
涼太「...はいっ。」
ちゃんと反省したのを確認して、もう一度頭を撫でてやると、先程よりはいつもの調子に戻ったのか少し恥ずかしそうだった。
宏光『偶には年下になるのもいいだろ？(笑)』
ジェシー『北山くん俺にもしてくださいっ！(笑)』
宏光『っはは！(笑)仕方ねぇな！2人まとめてしてやるよ！(笑)』
涼太「っ...あはは(笑)、ふふっ...(笑)」
ジェシーと俺のやり取りに、やっと笑顔になった。
もう、大丈夫そうだな。
宏光『よし。じゃあ今後の話をするぞ。
そろそろ滝沢くんもくるから。』
涼太「え...？」
俺が滝沢くんの名前を出すと、また強ばった表情に戻ってしまった。
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玲奈 - りんさん» 辛い思いをする人が減ると信じましょう、新たな作品も楽しみにしています、お身体に気をつけてお過ごしください (2021年4月16日 21時) (
レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます！ そういって頂けて嬉しいです！辛い思いをする人が1人でも無くなるといいですよね..。 (2021年4月3日 9時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 最初から最後まで読ませて頂きました、ひとりじゃないって最強だというタイトルのお話凄く良かったです、作者様が書かれているようにコロナ感染への偏見、SNSの不適切な投稿が少しでもなくなることを私も祈っています、書いてくださり本当にありがとうございました (2021年3月31日 10時) (レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
暖 - めめあべが体調悪いのを隠してて、めめあべ以外のメンバーが説得するが、聞かず、無理して倒れて ゆり組に看病されるお話をお願いします。 (2021年3月2日 12時) (レス) id: 89e8900637 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 暖さん» コメントありがとうございます！番外編作成の際にはぜひ使わせて頂きます！ (2021年3月2日 8時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年1月24日 22時
