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涼太side
ずっとこれは隠し通そうと思っていた。
俺が負けたら、俺のせいで皆に迷惑をかけてしまう。なにより、ラウールが必死に守ってきたものを俺のせいでなしになんて出来ない。
でも正直限界だった。
皆に嘘を重ねていくのも、このボロボロな体も。
最近は激しいアクロバットがなかったからなんとかレッスンも乗り切っていたけれど、日に日に痛みの増す体はかなり疲弊していた。
だから多分心も限界で。
北山くんに言われた
"俺がお前もお前が守りたいものも、絶対守るから"
その言葉に自分の決意が揺らいでしまった。
涼太「...半月前辺りからラウールの様子がおかしくて。ずっと何かに怯えていたんです。あのスタジオの日は特に酷くて。最初は緊張しすぎなだけかと思ったけど行動がおかしくて。
ある時マネージャーに休ませてるか聞いたらその日の夜と次の日仕事がないのに仕事が入ったってラウールが言っていて。おかしいと思って、ラウールの後をつけたら、あの控え室で、ラウールが音響スタッフの○○さんに殴られてたんです。
ラウールは直ぐに帰らせて、話をしようとしました。こちらにも原因があるのかもしれないから。でもあの人達にとってはただの暇つぶしのようなもので。こちらから訴えて警察にとも考えて録音もしてました。
でも向こうの、あの人の親は新聞記者で、俺らの個人情報やプライベート情報をばら撒くと言われてしまって。1部俺らのプライベート写真に近い写真を見せられました。
万が一を考えると、事務所にも皆にも迷惑がかかる。だったら俺が我慢すればなにも起きないとおもって。ラウールには手出しさせない事を条件に俺が代わりになりました。
..北山くんが見たのは、俺が寝坊した日です。
あの日は、前日にラウールの話を持ち出されたんです。怖くなってラウールを問い詰めてしまって..。
ごめんなさいっ...俺が、俺が弱いせいで、2人にも迷惑をかけました...。」
俺が今までの事を話終えると、ジェシーが泣きながら、俺にしがみついてきた。
ジェシー『舘さん...バカだよ。バカっ..泣、バカだよ...泣、なんで、そんなに、抱え込んじゃうの？？
もっと、頼ってよ。相談してよ！！』
北山くんは俺の頭を撫でてくれた。
宏光『...ありがとな。話してくれて。ずっと1人でよく頑張ったよ、お前は。だけどもう頑張らなくていい。だからお前の気持ちを話せ。』
その言葉に堪えていた涙がボロボロと流れてきた。
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玲奈 - りんさん» 辛い思いをする人が減ると信じましょう、新たな作品も楽しみにしています、お身体に気をつけてお過ごしください (2021年4月16日 21時) (
レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます！ そういって頂けて嬉しいです！辛い思いをする人が1人でも無くなるといいですよね..。 (2021年4月3日 9時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 最初から最後まで読ませて頂きました、ひとりじゃないって最強だというタイトルのお話凄く良かったです、作者様が書かれているようにコロナ感染への偏見、SNSの不適切な投稿が少しでもなくなることを私も祈っています、書いてくださり本当にありがとうございました (2021年3月31日 10時) (レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
暖 - めめあべが体調悪いのを隠してて、めめあべ以外のメンバーが説得するが、聞かず、無理して倒れて ゆり組に看病されるお話をお願いします。 (2021年3月2日 12時) (レス) id: 89e8900637 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 暖さん» コメントありがとうございます！番外編作成の際にはぜひ使わせて頂きます！ (2021年3月2日 8時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年1月24日 22時
