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ラウールside
撮影終わりにまた呼び出された。
早く行かなきゃいけない。焦っていた俺はみんなの視線に気づかなかった。
めめに言われて咄嗟についた嘘にしては、上手くごまかせた。嘘をつくのも嫌だけど。
急いでいつもの控え室に向かうと、今日はさらに機嫌が悪そうだった。
スタッフ『おっせぇ。時間も守れないの？
それとも人気者は遅刻なんて許されちゃう？』
ラウール『すみま....ｳｯ!!』
スタッフ『まじでムカつく。お前も、SnowManも！』
ラウール『ごめっ...、なさ....ッ』
殴られ続け、痛みは感じなくなってきた。怖い、早く終わってとしか思わない。でも次の言葉に息を飲む。
スタッフ『お前飽きてきたわ。ターゲット変える。あいつとか、渡辺翔太だっけ？弱そうだし面白くね？あとあいつも最近調子のってる、目黒...』
ラウール『お願いします！！お願いします！！SnowManには、SnowManのメンバーには、なにもしないで！ｳｯ...』
スタッフ『うるせぇ黙ってろ！』
メンバーにだけは。メンバーは守らなきゃ。
いつもたくさん助けて貰ってる大切な人達だから。
俺は何もできなくて、また殴られ続ける。
でも急に動きがとまった。
涼太「うちの最年少に、何してるんですか？」
そこには、いつものすました大人っぽさとは真逆で、怒りに溢れた舘さんがいた。
スタッフ『お前まさか...』
スタッフの男は、俺を睨んだ。
ラウール『しらな...ごめ、なさ...泣』
涼太「ラウールは悪くないです。俺が勝手に探しただけです。それよりも、早くどいて頂けますか？」
スタッフ『は？何言ってんの？やめるわけないじゃん。なんなら目の前でやってやろうか？』
男はまた俺に殴りかかる。
思わず目を瞑ったが、痛みはない。
涼太「っつ...」
ラウール『、舘さん！！』
舘さんは俺を抱きしめていた。
涼太「頑張ったな。偉いよ、ラウール。」
ラウール『ごめ、なさ...泣』
俺が謝ると、優しい手で頭を撫でてからスタッフの方をみた。
涼太「後は俺と話し合いましょうか。
ラウールは帰してください。」
ラウール『え？！』
スタッフ『...いいだろう。おい、お前、これ以上誰かにいうようなら、覚悟しておけよ。』
ラウール『はいっ..』
舘さんをみると、今日は帰りなって言われたから早足で楽屋をでた。
でも、俺のせいで最悪の事態を招いてしまうことになる。なんで俺はこんなにも無力なんだろう。
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玲奈 - りんさん» 辛い思いをする人が減ると信じましょう、新たな作品も楽しみにしています、お身体に気をつけてお過ごしください (2021年4月16日 21時) (
レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます！ そういって頂けて嬉しいです！辛い思いをする人が1人でも無くなるといいですよね..。 (2021年4月3日 9時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 最初から最後まで読ませて頂きました、ひとりじゃないって最強だというタイトルのお話凄く良かったです、作者様が書かれているようにコロナ感染への偏見、SNSの不適切な投稿が少しでもなくなることを私も祈っています、書いてくださり本当にありがとうございました (2021年3月31日 10時) (レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
暖 - めめあべが体調悪いのを隠してて、めめあべ以外のメンバーが説得するが、聞かず、無理して倒れて ゆり組に看病されるお話をお願いします。 (2021年3月2日 12時) (レス) id: 89e8900637 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 暖さん» コメントありがとうございます！番外編作成の際にはぜひ使わせて頂きます！ (2021年3月2日 8時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年1月24日 22時
