【約ネバ】低身長の悩み (ページ6)

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5話ページ6

彼らが門へ行った数日後の話だ。

ママ「ギルダ、ドン、Aー！」

ギルダ「！はーい」

私たちと最年長組の3人はママに集合をかけられた。

ここ数日間、彼ら3人は明らかにおかしかった。

何も知らない、私たちでも気づくほどに。

ママは言った。

ママ「お手伝い、頼めるかしら？」

────

ドン「あー遊びてぇ〜！！！
ねぇなんで俺らだけ！！？」

『ドン、お兄ちゃんでしょ。それに今日で3日目。きっとあと少しで終わるはず』

ドン「だとしても！！なんの罰ゲーム！？何か悪いことした？俺たち！」

ギルダ「…」

『どうしたの？』

ギルダ「えっ？あ、なんでもない」

ここ数日はギルダの様子も少しおかしかった。
恐らく彼女も彼らの異変に気づいている。

あの日、食堂にいたから。

ギルダ「ドン、A、あっち行くよ」

ドン「えー」

『めんどくさい』

そう言えばギルダは私の頭を叩く。

そして自分の顔を私の耳に引き寄せた。

ギルダ「ねぇA…エマたちに何があったのかな？Aだって気づいてるでしょ？」

『そりゃあね。考えられることはひとつしかない。門でトラブルかなんかがあったんじゃない？予想だけどね』

ギルダ「そ、そうだよね…で、な」

ドン「おい！！！進んでねぇじゃねぇか！！とっとと早く終わらせるぞ！！」

『おぉ、ごめんごめん。ドンは真面目だなぁ』

ギルダ「そうね、ごめんなさいドン」

ドン「全く…俺のことこき使いやがって」

『はは』