な組の総長と幹部 ー私を救ってくれた君たちへー

Part.2 ページ3

「あれ？他の三人は？」

そこで、人数が足りないことに気がついた。

さとみ「俺ならここいるぞ」

リビングの横にあるキッチンからひょこっと顔を出したのはさとにぃだ。

本名、さとみ

ピンクの髪に、群青の瞳。

かっこよくて、優しくて、でも厳しいおにぃちゃん。

エプロンをしているあたり、今日の朝ごはん当番はさとにぃだったようだ。

さとみ「おはよA」

「おはよ！」

さとにぃの笑顔に、満面の笑みで返す。

ななもり。「あとの二人は…」

ジェル「いつもどおり…」

るぅと「寝坊ですね」

「あ、やっぱり？」

薄々感づいていた答えだった。

あの二人の寝坊は日常茶飯事だ。

でも、最近はきちんと起きていたのに、どうかしたのだろうか。

ななもり。「あの二人のことだから、もうすぐ降りてくるでしょ」

ななにぃの言葉にうなずく。

さとみ「よし、ごはんできたぞ」

『いただきます』

ななにぃの言葉どおり、二人はごはんを食べ始めてすぐに降りてきた。

ころん「おはよ…」

莉犬「うあよう…」

今にも寝そうな顔をしている二人。

りーぬにぃにいたってはろれつが回っていない。

さとにぃがぱぱっとごはんを用意する。

ころん「いただきます…」

ばななを食べ始める彼。

水色の髪の青年、ころにぃ。

本名、ころん

基本的にうるさいが、いざというときはかっこいいおにぃちゃん。

莉犬「いたあきましゅ…」

いまだにろれつが回っていない。

赤髪に紫と黄色のオッドアイを持ったわんわん、りーぬにぃ。

本名、莉犬

かわいいとかっこいいを兼ね備えたおにぃちゃん。

こんな七人で、私達は日々を過ごしている。

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