パーソナリティ始めました。 (ページ41)

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「きゃー！」

お客さんの歓声が最高潮に達した瞬間、私の目の前には愛おしそうにみつめる将暉くんの姿があった。

『？？？………!?』

まあ、文字にしたらこんな反応をしたらしい、私は将暉くんにランウェイの1番先でキスをされたと気づくのに、時間がかかった。

菅田「ははっ笑
ええ顔すんなー。笑」

そう言って私の顔を見つめたかと思うと、今度は観客の方を見て手を振る将暉くん。

いやいや、置いてかれてるの私だけ？

お客さん達も、歓声をあげて手を振っている。

すると、お客さんの方から

「Aちゃーん！」

という声が。

『え？私？あれ私のこと？』

思わず将暉くんに聞いてしまう。

菅田「うん。明らかにAのことやね。なんか答えてあげんと、あかんで笑」

そう言って優しく笑う彼の姿は、挑戦してみ。って言ってるみたいだった。

手を振るぐらいで挑戦って……って思われるかもしれないけど、その場に立つと出来なくなるのが人間ってもんで。

でも、小さく手を振ってみた。

すると
「きゃー！かわいい！」

「Aちゃん！こっちも！」

などなど、めちゃくちゃ反応してくれたんだ。

本番終了後

『はー、楽しかった！』

控え室に戻るなり、思わず遠足終わりの子供のような声が出てしまう。

菅田「おいおい、俺の渾身のキスはどこ行ったん？笑」

『あー！』

思い出すなり、顔が赤くなるのを感じる。

『いやいや、あれは反則！ダメ、絶対！』

菅田「どこの交通安全ポスター？笑」

『ははっ笑
って、ツッコミではぐらかさないでよ笑』

菅田「うん。ごめん、ごめん笑
で？どうやった？」

『どうって……』

正直言うと、あまりの突然なことに記憶がない……

そんな私の顔を見て察したのか、また大きく息をはいた後、将暉くんが近づいてきた。

『いや、普通によかっ…』

と言う前に彼の唇に邪魔される言葉。

菅田「ちゃんと覚えてないと、お仕置きせんといけんなー。」

ニヤっと笑った将暉くんはこの後、私が倒れてしまいそうな、悪魔の甘いキスを繰り返したのでした。

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作者です！

突如行ったこともないTGCネタをぶっ込んですみませんでした！

こんなことならないよー！って思ったTGCマスターの方には違和感あったかもしれません。

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