仲間はずれはいやっ！ ページ35
「た、助かったぞワイン……」
「それは何より。だが私が怒ってるという事実を忘れるな。」
「う”っ……」
ワインは私の頬を掴みグイッと自分の方に顔を向けさせた
そして眉間にシワを寄せて睨みつけながら言った
「お前は私の大切な妹だ。コーヒーだってお前を心配してしばらくギャン泣きで何しても泣き止まなくて朝から頭が痛いのなんのでそれはもう激しかったんだぞ。わかったら今後私のそばから断りなくいなくなるんじゃない！いいな！」
「わ、わかった！悪かったから！勘弁してくれ顔が近い……！だいたい私達ほぼ同い年じゃないかぁっ……！」
「１歳の差はでかいだろう！」
クワッと迫真の顔面で叫ぶワイン
身長のこと指摘されたからって兄を強調するなよ！
「あーもう離せ〜！これ以上私にどんな謝罪を求める気だ！もうレパートリーないぞ！」
何を言っても追求してくるワインにいい加減嫌気が差してきていると母上が仲裁に入ってくれた
「まあまあ、ワインも落ち着きなさい。」
「母上……」
「アリシアもちゃんと反省してるようだし許してあげましょう？ね？」
母上はいつもの優しげな笑顔を浮かべてワインの頭を撫でた
いつものワインならここで顔を赤らめて大人しく言うことを聞いただろう
だが今のワインは多分頭に血が上って若干興奮状態だった
仲間はずれにされたのが余程堪えたようだなあれは
「……そもそも事の発端は母上では？」
「アッ、とんだ流れ弾がっ……！」
ワインは逃げようとする母上の服を引っ掴んで引き止めた
「待ってください母上。貴女にも聞きたいことが山ほどあるんですよ。一緒に寝るといったのに程なくして仕事に行くなんて……」
「アハ……ソノコトデスカ……ハイ……ゴメンナサイ……」
母上は目が泳ぎまくっていた
「起きたらいないし、アリシアを連れ出して勉強会とは一体どういうつもりですか？贔屓です？贔屓なんですね？」
「いやそれは流れというかなんというか……」
「私だけ仲間はずれにするなんて！酷いですよ！」
「あ〜服が伸びてしまいますやめて〜！」
あたふたする母上をよそに私はコーヒーをつれて逃げ出そうとする
が、既のところで肩を掴まれてしまった
「どこへ行こうというのかね？」
「いやその、お手洗いに……」
「トイレは反対方向だ。それに今度は母上だけでなくコーヒーを独り占めする気か？私一人でなだめてあやして泣き止ませたコーヒーを？」
「ヒュハッ……」
どうしよう、詰んだ
このあと私達は拗ねたワインのご機嫌取りに躍起になることになった
本当……大変だった……
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シナモンよりバタスコ - お久しぶりです〜休校中でようやく暇ができたので来れました！アンダインをいじめやがったくそカスどもをどんな刑に処すのか楽しみです！（ドス黒い笑み） (2020年3月12日 15時) (
レス) id: cfc30d1018 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - まう (元ヒロアカ好き)さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月14日 15時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
まう (元ヒロアカ好き)(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみにしてます!!!!!!更新頑張ってくださいです!!!!!! (2019年5月14日 10時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ウルフォックスさん» はい！ありがとうございます？怯えたあの公式絵、ピオネールからつなぎ、そしてあのバトルボディと余裕！いったい何があったんだ社会の波怖ぇって感じです (2019年5月5日 23時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフォックス - 更新頑張って下さい！ヽ(・∀・)ノ AUに関してはそこまで詳しい知識は無いんですけど、ワイン様って今と昔で大分イメージが違うんですね〜。勉強になります！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 7504809da4 (このIDを非表示/違反報告)
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