真実のラボ ページ31
「ん……？」
その日、私はふと目が覚めてしまい、ホットミルクでも飲もうかと起き上がった
「あれ？」
ふと隣を見ると母上がいなかった
今日は一緒に寝るって言っていたのに……
少しむくれながらもミルクを取りに私は外に出た
夜はどこも薄暗く、段々とどっちに行ったらいいのかわからなくなってきてしまった
「しまったな……久しぶりの我が家とはいえ完全に迷ってしまったぞ……どうするか……」
悩んでいるとガチャンっとひとりでに扉が閉まった
「へ？」
いや、ひとりでにではない
悩みながら歩いていた私はいつの間にかエレベーターに乗りこんでしまっていた
「か、開閉ボタンは！？」
押しても反応しない
そうこうしているうちにエレベーターは動き出し、どんどん下へと降りていく
しかもなんかエラー音まで鳴りだした
『attention!attention!エレベーターのパワーレベルダウン!電磁ケーブルの強度低下!高度が急激に下がっています!』
「は、はぁ！？」
訳も分からず、ただひたすらに警告音が鳴り響く中、エレベーターは止まることなく降下していく
「わ、ワイン！母上！た、助けてくれぇぇぇ！！！」
二人の名を呼ぶも届くわけがなく、無慈悲にエレベーターは落下した
ーーーーーーー
「……？」
気がつくとエレベーターの扉は開いていてその先は真っ暗だった
何が何だかわからないがとにかく出ようと思い一歩踏み出す
やはり闇が広がっていて明かり一つない
「ここは……あだっ！なんだこっちは壁か……？」
暗闇の中を壁伝いにどんどん進んでいくが中々先が見えない
もしこのまま出られなかったら……そんな嫌なら想像まで浮かんできてしまう
そもそもこんなエレベーターあっただろうか
「だ、誰かいないのか！？」
声を張り上げてみるが返事はない
どうしようどうしようと柄にもなくパニックになる
駄目だ、落ち着きたいのに落ち着けない
怖い、怖い……
「あぁもう……ッ！」
苛立ちをぶつけるように壁に拳を振り下ろす
こんなところで怯えるなど次期ロイヤルガードとして情けない
そもそも一人ぼっちの暗闇なら地上でいくらでも経験してきた
今更なぜこうも震える？
情けない！
私はアリシア・コーネリアン
王国科学者ガスターの娘でワインの右腕になる人間だ！
とにかく今はここを出ることだけを……
カツン……
「！？」
突然向かいから足音がしてきた
誰だ……？
恐る恐る音のする方に向かっていくとぼんやりと光が見えてきた
顔の部分だけがほんのりと光っている
そこから下の部分は全く見えない
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シナモンよりバタスコ - お久しぶりです〜休校中でようやく暇ができたので来れました！アンダインをいじめやがったくそカスどもをどんな刑に処すのか楽しみです！（ドス黒い笑み） (2020年3月12日 15時) (
レス) id: cfc30d1018 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - まう (元ヒロアカ好き)さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月14日 15時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
まう (元ヒロアカ好き)(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみにしてます!!!!!!更新頑張ってくださいです!!!!!! (2019年5月14日 10時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ウルフォックスさん» はい！ありがとうございます？怯えたあの公式絵、ピオネールからつなぎ、そしてあのバトルボディと余裕！いったい何があったんだ社会の波怖ぇって感じです (2019年5月5日 23時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフォックス - 更新頑張って下さい！ヽ(・∀・)ノ AUに関してはそこまで詳しい知識は無いんですけど、ワイン様って今と昔で大分イメージが違うんですね〜。勉強になります！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 7504809da4 (このIDを非表示/違反報告)
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