嘘だ ページ18
「はい、と言うわけで今日から一週間、研修として特進科の皆さんも一緒に授業をすることになりました!皆さん仲良くしてくださいね!」
科学科の担任に紹介され、私達はお辞儀をした
「全く、先生は何を考えているんだ。我々はエリート中のエリートだというのにこんな凡人共と過ごすなどグフゥ!?」
「…少し黙って。」
「おのれセイレーン図ったな…ウ…」
「ら、ランディア君!?」
失礼な物言いをしたランディアはセイレーンに沈められていた
そう言えばあの二人は仲がいいな
昔馴染みか?
「あの青猫殺しちゃダメかなぁ…?」
「ステイだアルフィス。これ以上の問題行動は奴等に危惧される。本来の目的を忘れるな?」
「う、うん!」
暴走しかけたアルフィスをとめ、席についた
丁度アンダインも見える位置にいる
アンダインはこちらに気づくとパッと笑顔になり元気に、でもばれないように手を振ってきた
アルフィスもそれに答えるように笑顔で手を振った
「本当に仲がいいんだな。」
「うん!小さい頃から一緒だったから…」
照れながらそう言うアルフィスに自然と私も笑顔になった
「う…何が書いてあるのかさっぱりわからん…あー…HTTML?アクセスコード?LAN?共通鍵暗号法式?」
隣ではワインがうんうん唸りながら教科書とにらめっこしていた
がんばれワイン、これも試練だ…
「では特進科の皆さん!エル先生からは特に合わせなくてもよいとのことなので普段通り授業を進めさせてもらいますね!」
「な!?」
教師の言葉にワインの口がガコンと音をたててあいた
「一週間後の最終日の日には科学科と同様のテストを行いますので満点目指して頑張ってくださいね!授業でやらない範囲も出しますがそこは自習と言うことで!」
「ななぁ!?」
ワインの口が更に開いた
顔がもう真っ青である
「あー…ワイン?」
私が声をかけるとギギギと錆びた金属製の人形の如くこちらを振り向いた
「聞いてない…」
「奇遇だな、私もだ。」
半泣きのワインの背中を優しく撫でる
いつになくプルプル震えているワインに私は心から同情した
「何故…よりによって…」
「だ、大丈夫だよワイン!心配ないよ!ワインならいつもみたいにそつなくこなせるでしょ?なんでそんなに…」
「言ってなかったがワインは科学だけは大の苦手なんだ。一度発明実習中に失敗して部屋を爆破している。」
「え…」
それを聞いて流石にアルフィスも顔をひきつらせた
マスクで見えないが目元がひくついている
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シナモンよりバタスコ - お久しぶりです〜休校中でようやく暇ができたので来れました!アンダインをいじめやがったくそカスどもをどんな刑に処すのか楽しみです!(ドス黒い笑み) (2020年3月12日 15時) (レス) id: cfc30d1018 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - まう (元ヒロアカ好き)さん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2019年5月14日 15時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
まう (元ヒロアカ好き)(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみにしてます!!!!!!更新頑張ってくださいです!!!!!! (2019年5月14日 10時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ウルフォックスさん» はい!ありがとうございます?怯えたあの公式絵、ピオネールからつなぎ、そしてあのバトルボディと余裕!いったい何があったんだ社会の波怖ぇって感じです (2019年5月5日 23時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフォックス - 更新頑張って下さい!ヽ(・∀・)ノ AUに関してはそこまで詳しい知識は無いんですけど、ワイン様って今と昔で大分イメージが違うんですね〜。勉強になります! (2019年5月5日 22時) (レス) id: 7504809da4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ