俺は神の子〜二十五〜【石川圭VS斎藤一】 ページ28
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まず、前半戦で闘うのは石川圭と斎藤一だ。
斎藤一は居合いの達人。
神界の中で圭の居合いに勝るのは誰一人としていない。
つまり、ここからは居合いに情熱を賭けるお互いのプライドを賭けた闘いが始まろうとしている。
両者、それぞれ一歩前に出る。
近藤「それではこれより、斎藤一と石川圭の手合わせを行う！両者構え！」
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近藤「始め！」
近藤の初めの合図により、両者共々動き出した。
その光景は、台風の時に吹く強風のように早い動きだった。
斎藤一が攻める。
しかし、圭はその攻撃を受けているばかりだった。
斎藤はその圭の行動に少しイラつきを覚え、本人に言った。
斎藤「本気でこないのか？」
斎藤は挑発気味に言うと、圭の目の色が無情の目に変わった。
圭「そう言うなら、こちらも遠慮なく行かせてもらいます」
その対戦を見守っていた者たちは…
美影「なぁ、龍」
龍「なんだ？」
美影「この勝負…どちらが勝つと思う？」
龍「そうだな。俺は、引き分け……だと思う」
美影「なんでそう思うんだ？」
龍「まぁ、これは勘という奴だな」
美影「神の勘…か。なるほど。じゃあ、俺もそっちにかけてみるか」
圭「そう言うなら、こちらも遠慮なく行かせてもらいます」
圭はそう言うと、斎藤の攻撃を塞ぐ為に横にしていた太刀を縦に瞬時に持ち直し、人間の刺されたら即死する所を狙って振り下ろした。
が。
それはふさがれていた。
斎藤は圭の先ほどまでの違う行動に驚きつつも、体制を持ち直し圭の太刀を自分の太刀で押さえていたのだ。
近藤「両者引き分け！」
ここで試合は終了。
結果は…引き分け。
なんとも言えない判断に、幹部たちは目を丸くする。
この事を予想していた美影と龍は互いの顔を見合い笑った。
そんな二人の様子を見ていた京夜は首を傾げる。
見学者たちが喋っていると圭が戻って来た。
京夜「よっ！お疲れさん」
戻って来た圭に近づき京夜は圭の肩に手を乗せる。
バシッ
だけれど、その手は圭の手によって振りはらされてしまった。
そして、そのまま横を通り過ぎる。
京夜「え！？今の酷くない！？」
後ろでぐちぐち言ってるがそんなのは気にせずこちらに向かってくる。
圭が近くに来たところで美影は声をかけた。
美影「圭。残念だったな」
美影が声をかけると圭はゆっくり視線を向けた。
圭「あぁ、だがまだ次がある」
圭は次の対戦者へと目線を変えた。
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如月輝夜 - そうすけさん» コメントありがとうございます！そして、明けましておめでとうございます。そのコメントを励みに更新頑張ります。 (2017年1月7日 14時) (
レス) id: 8329175125 (このIDを非表示/違反報告)
そうすけ - 明けましておめでとうございます。神様サイド強いですね！Σ（￣□￣;）更なる続きが気になります。 (2017年1月6日 16時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 更なる更新されるのを待ってます (2016年12月9日 8時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
如月輝夜 - 総ちゃんさん» コメントありがとうございます！はい、もう相棒は決めてあるので徐々にくっ付けて行きたいと思っております！ (2016年11月19日 12時) (レス) id: 3505a724e3 (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 神様と新選組なんですね。それぞれ気の合う相棒でも出来るのでしょうか？ (2016年11月18日 12時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月輝夜 | 作成日時：2016年10月17日 8時
