ep.110 ページ14
――――――ガチャ
屋上に日傘を持って行くと、満タンのプールに太陽が照らされて反射した。
青くキラキラした水が冷たい風を纏ってふわっと塩素の香りを匂わせた。
そんな中、プールサイドに1人だけ体育着でプールを眺めている男の子
あれは間違えない
「莉久…！」
莉久「は？A！？」
「偉いじゃん？1人でプール掃除なんて」
莉久「仕方ねぇだろ、ボランティアなんて誰もしないし今日は特に助っ人が必要な所もないみたいだし」
莉久は誰かが困っていると見過ごせない
だから助っ人をしているんだと思ってた。
私もただ同情されているだけで一緒にいると思っていた。
でも、莉久は誰かが真剣に憧れるほどに周りの人間を思っているんだ
莉久「もう終わったけど…Aはなんでここに来たわけ？」
「莉久が倒れていないか確認？」
莉久「んな弱くねぇぞ」
わかってる
でも赤坂と話したら急に不安になってきた。
私は莉久の隣にいてもいいのだろうか
莉久「あ、どうせだしプール入るか？」
「な、何言ってんの…水着も持ってない」
莉久「足だけでもいいじゃん！この前海に行った時みたいに！」
莉久は不思議だ
こうやっていつも私の知らない世界を見せてくれる。
だから莉久にも…
私が見せられる世界を見て欲しい
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みかん(プロフ) - うわぁぁぁーーー最高です…書籍化して欲しいぐらいです、 (2023年2月24日 10時) (
レス) @page42 id: a8aa063683 (このIDを非表示/違反報告)
るさこ - 素敵な作品でした！セピカさんの作品を見てて思いましたセピカさんが描く作品はすっごい素敵な作品だってことです毎回最後とか（途中とかもありますが）涙腺が崩壊するんです！もうボロボロでやばいです！素敵な作品をありがとうございますぜひ続きをお願いします (2022年8月5日 10時) (レス) @page43 id: 1969410d58 (このIDを非表示/違反報告)
リカ(プロフ) - 素敵なお話でした。続きお願いします！ (2022年7月29日 23時) (レス) @page42 id: 0e26ac4c3c (このIDを非表示/違反報告)
ねこたん(プロフ) - 続き書いて欲しいです✨引退を遅らせたいし←おい、それに再会してからが気になるぅ！！ (2022年7月29日 22時) (レス) @page42 id: d1f46be94a (このIDを非表示/違反報告)
やま(プロフ) - 最高すぎます！！！ (2022年7月29日 19時) (レス) @page42 id: 08ce1a52ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セピカ
| 作成日時：2022年6月16日 19時
