ep.22 ページ22
吐息が聞こえる。
暑いはずなのにそれさえ感じないくらい
今、心臓がうるさくてうるさくて仕方ない
この感覚をいつまでも覚えていたい
たとえ私が壊れて消えてしまっても…
莉久「…いつまでやんだよ、これ」
「え」
莉久「え、じゃねぇよ！もし誰かに見られたら…」
見られたら、全て終わるだろう
2人でするこんなことも…終わる
彼にとって私はなんなんだろう？
でも今は…
「ダメ」
誰にも邪魔されたくない。
もっと知りたい…
もっともっと、黒瀬くんの誰も知らない所
私が…全部暴きたい
莉久「ちょ…！」
私は彼のシャツの中に手を入れた。
後で思うと普通にセクハラだろう
暑さで頭がバカになっているのは私だ。
今はただ…彼のいるこの空間に酔いしれているのかもしれない
「あれ？緊張してないとか言って…」
私は彼の耳元で囁いた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ﾄｸﾝ…ﾄｸﾝ…
「心臓…早いんじゃない？」
莉久「……っ！！///」
すると彼は私の手を振り払い、突然立ち上がった。
莉久「どこ触ってんだよ…！！！」
流石の黒瀬くんもこれには怒るだろう。
さすがに悪かった…
「…申し訳ない」
私が謝ると、彼は荷物を持って教室のドアを開けた。
莉久「意味分かんね…」
そのままドアは締まり、彼は先に帰ってしまった。
「……」
手に残った彼の感触と温度と甘い匂い
そのどれもが私の運命を変えていくことをまだ知らない。
分からないのは私だって同じなんだ。
お互いが読めないのだ。
白と黒
次の手は何なのか
勝負で繋いだ不確かな関係
「…オセロかよ」
※作者から
(１日で10000hit越え！？😳こんな大反響初めてです！ありがとうございます！！)
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闇獅子乙女＠作者もしてます - 後編楽しみにしてます！私、このシリーズ結構お気に入りで、いつも自分の名前と片想い中の男の子の名前入れてやってます！もーうホントにキュンします！つーことで後編待ってます！あとぜひ私の作品も見てｎ((殴 (2022年5月12日 17時) (
レス) @page50 id: 3b61960561 (このIDを非表示/違反報告)
光 と 闇 - えーーーーーーーーー((殴 強制終了 驚きました。もう終わっちゃうのかと思いました。前編は終わったけど、後編はあるんですね。 (2022年5月10日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
ねこたん(プロフ) - コメント失礼します！このお話読ませてもらってます✨応援してます！ (2022年5月8日 21時) (レス) id: d1f46be94a (このIDを非表示/違反報告)
む ち ゃ ん @ 元 殿 厨(プロフ) - 抱きしめてほしいか？のとこで「うんって言えうんって言えうんって言え」とお経のように唱えておりました()久しぶりに占ツク開きました！！幸せ！！(？)抱きしめるまであと3秒…抱きしめたら次はキスするまであと3秒になるのか、！？この後の展開が楽しみすぎます！ (2022年5月7日 1時) (レス) @page41 id: f99abc12f3 (このIDを非表示/違反報告)
お醤油 - あー、もう好き…。最高すぎますよこれ。めっちゃ面白くっていくらでも読めちゃいます！作者様のことペースで頑張ってください！更新待ってます！ (2022年5月5日 21時) (レス) @page36 id: b53313ac14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セピカ
| 作成日時：2022年4月17日 0時
