甘い、甘い、ユンギ 2 【YG】 (ページ1)

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2日目　① ページ1

【Aside】

朝、ユンギのスマホが鳴って目が覚める。

ユンギもモゾモゾと起きて電話に出た。

寝起きの掠れた低い声が心地よい。

ユンギの横顔はきれいだ…

隣に寝転んだまま、ぼんやり眺めているうちに電話が終わった。

『そんなに見ないでよ、恥ずかしい』
笑いながらユンギが言う。

「ふふ…綺麗だなって思って見てたの」

『オレ？ビジュアル担当じゃないんだけど？w』

「でも綺麗。肌もすべすべ。」

『Aだって肌綺麗。お尻の触り心地がすごくいい』

「やめてw」

ユンギはぐいっと近づいて、私のおでこに自分のおでこをくっつける。

『今の電話、マネージャーからだった』

「うん」

『遊園地行ってもいいか昨日聞いたんだ。』

「え！ほんと？？」

『うん。…行ってもいいけど、2人はだめだって…スタッフとみんなで行くならいいって。あと、遊園地で手を繋ぐもの禁止だって。』

「そっか…」

理由はわかる。

もし万が一、ユンギだとバレた時のために、私もスタッフの1人に見えるようにっていう配慮。

『どうする？Aが行きたいならオレはいいよ。けど…』

ユンギは私を抱きしめておでこにキスをする。

『一緒にいるのに、一日中Aに触れないなんて、地獄なんだけど…』

「うん…私もムリ…」

顔を上げて、ユンギの顎にキスをした。

「遊園地より、ユンギとくっつくほうがいい」

『Aならそう言うと思った。遊園地は、いつか2人きりで行ける時に行こう。アメリカとかなら、目立たないんじゃない？広いし。』

「でもユンギ、アメリカのコースター乗れる？w」

『あー…いや、乗れるよ、どうなるかは知らないけど』

「じゃあ一緒にアメリカ行って乗ろうねw」

笑い合っていると、ユンギが急に真面目な顔で私の頬を撫でる。