甘い、甘い、ユンギ【YG】 (ページ7)

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私、普通に笑えてるかな？
必死で普通にしてるつもりだけど、心臓は口から出てきそうなほどドキドキしてる。

ドキドキしたまま、またユンギの話に笑う。

あー幸せ。この時間がずっと続いて欲しい。

でも、ユンギのスマホが鳴って、幸せな時間に終わりが告げられる。

『もう帰って来いって。夜は自由でいいって言われてたのに。』
ぷっと膨れるユンギがかわいい。

思わず膨れたほっぺをつつく。

「そんな顔しないで。いつでも連絡して。またすぐ会えるよ。」

私の手を掴んで、ユンギが言う。

『そんなこと言われたら、毎日連絡するよ？いいの？』
「うん…いいよ、待ってる…」

『かわいい』

ユンギは私の手の甲に唇で軽く触れた。

『Aの家は近いの？送って行きたいけど、もう迎えが来る…』
「大丈夫、ここから歩いて5、6分かな。」

上擦りそうな声を必死で抑えて、精一杯答える。

『必ず連絡するから。Aもたくさん連絡して』
「うん、約束。」

『約束』

最後にギュっとハグをして、ユンギはお店を出て行った。

また会いたい…って…
ユンギと電話番号を交換した…

それってすごいことじゃない？

しかもかわいいって言った？言ったよね？
どうしよう…

この後、どうやって家に帰ったのか、記憶にないくらい私はふわふわしてた。