氷のKING

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鬼先輩の子守ページ11

～夜～

お風呂から上がってしばらく２人はテニスのことについて話していた

「テニスを頑張るのはえらいがトイレの方も頑張ろうな」

「はぃ///」

「はは夜ご飯は出前でええか？」

「なんでもいいです」

「なら出前だな」

本当はどこか食べに連れて行っても構わんが跡部が嫌がるだろう

今日は特に入江がいないせいか少し情緒不安定なところもある

＊＊＊

ご飯を食べ終わり２人はそれぞれ自分のやりたい事をしていた

鬼は映画を見て跡部は学校の宿題をやっている

「鬼先輩…」

「どうした？」

「眠い…」

静かに勉強していた跡部だが急に椅子から降りて鬼の方へやってきたのだ

「もうこんな時間だもんな歯磨いてトイレ行って寝るか」

「鬼先輩も、一緒ですか？」

「当たり前だ弟を１人にできないからな(笑)」

鬼がそう言うと跡部の顔が明るくなった

鬼は跡部のことを本当の弟みたいに接してくれる

だから跡部も鬼のことを兄みたいに思っている

歯を磨かせた後はトイレに連れて行ってあげる

「んぅ、トイレ行かない…」

「なんでだおむつから漏れちゃうぞ」

「もう寝たい」

眠さの限界でトイレに行かないとグズる跡部を宥めなんとか便器に座らせた

ピシャピシャピシャ

「間に合ったな」

「くぅzzz」

おしっこをしながら寝てしまった跡部

まだまだ世話がやけるな

おしっこが終わったのを確認すると跡部を抱っこして寝室に運んでやった

「おやすみ跡部」

そう言うと鬼は寝室から出てリビングで映画の続きを見た

＊＊＊

映画がちょうど見終わった頃寝室の方から泣き声が聞こえてきた

「起きちまったのか；」

鬼は急いで寝室に向かった