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震える手で応答を待った。

「おう、由伸?どうしたの?てか、Aが電話に出てくんないんだけど」

落ち着きすぎている電話先の声が怖い。俺は震えながらも、あいつをここへ呼ぼうとした。

18「、、、颯一郎、ここでAを終わらせる」

「は?」

18「Aをお前から解放させる」

「なんで?由伸は俺を応援してるんじゃなかったの?どうして?まだ一緒にいんの、、、?」

18「あの場所に来い、颯一郎」

「、、、」

「いいよ。あ、でもこれだけAに言っといて」

『なに、、、、?』

「誕生日おめでとう」

ツー、、、ツー、、電話が切られた

18「、、、、」

『正気じゃない、、!!』

18「Aさん、もう泣かせないから、、絶対」

『、、、うん』

そう言って、Aの目を見つめる。彼女の目に映る自分はどうしようもなく弱そうに見えた。

凶器を持った右手を強く握り、暗闇へと向かった。

◇・◇・◇

深夜2時。満月の光がこの開けた更地を照らし、俺の精神はもう限界を越えていた。

(武器をもっていない、、、?素手でやる気か)

あいつはトレンチコートに身を包み、毅然としたラフな態度で姿を現した。

俺だけ脚がガタガタ震えている。そして、あいつの目線の先は俺ではなく背後に隠れているAを見ている。

『、、、もうやめてよ、、こんなこと、、どうしてひどいことするの、、?』

そうつぶやくと、颯一郎が反応した。

「ひどいこと?君のためなんだけど、、、?」

『は、、、、?私はこんなことやれなんていってな____「あーあー、、、由伸といたせいでいろいろ吹き込まれたのか」「、、、何してんだよもう〜俺の大切なAに」

18「お前は、道を外し過ぎだ!Aをどうする気だ」

「えっ、それ聞いちゃう?ちょっと照れるなあ笑」

『、、、、は?』

言動ひとつひとつ理解できない。壊れすぎて、会話が成り立たない。

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作者名:塩分過多 | 作成日時:2023年12月27日 23時

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