俺の 。26 ページ27
襟首を掴まれ物凄い力で引きずられて行く私 。青筋を立て物凄い形相で歩みを進める不死川さん 。
気付けば茶屋の外に設けられた長椅子に二人 、腰掛けていた 。
「...何ですかこれは」
「みたらし団子だァ」
「それは分かります 。どうしてこんな所に連れて来られたんで 、」
「いいから食えェ」
ギロリと睨まれひっ 、と喉奥が鳴る 。恐る恐る一口齧ってみれば 、口いっぱいに上品な葛餡の甘みが広がった 。
「...美味しい」
「此処のみたらしは美味くて評判だって甘露寺に聞いたからよォ」
そう言うと自身もおはぎを口にする 。意外だなぁ 、不死川さんも甘味なんて食べるんだ 、口元緩んでるし 。ぼーっと見つめていると急に「そういや」と此方を向いてきた 。心臓に悪い 。
「解けたんだなァ 、猫化」
「その節は...心配掛けてすみませんでした」
「あー気にすんな 、テメェが無事ならそれでいい」
脳裏に浮かぶのはあの日__蝶屋敷での出来事 。
しのぶは多分...いや 、確実に気付いていたはずだ 。放っておいても数日で解ける血鬼術だと 。
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なお - え・・すご・・・・かっこよ (2022年8月28日 8時) (レス) @page50 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - えっ・・・実弥さん・・・かっこ・・・よ・・・す・・・ぎ・・・る・・・(パタッ) (2021年12月1日 17時) (レス) @page4 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - あにゃもさん» コメントありがとうございます、最後まで読んで下さって嬉しいです…!(;;)今のところ次回作は未定ですがまた実弥さんのお話を書く機会がありましたらその時は是非よろしくお願い致します! (2021年6月18日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃも(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした!読んでいてたくさんキュンキュンして、2人が幸せになれて本当によかったです!実弥の男らしさがよかったです!また次回の作品も楽しみにしています! (2021年6月17日 18時) (レス) id: ada6e08598 (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - 勝天Runaさん» コメントありがとうございます!かっこいいと言って頂けて幸せです...!完結まで本当にあと少しなので頑張ります...! (2021年4月19日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マツリ | 作成日時:2019年11月30日 14時