俺 の モ ノ 。【不死川実弥】

俺の 。11 ページ12

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「そうですねぇ...全治2か月 、って所でしょうか」



蝶屋敷にて 。昼過ぎに目を覚ました私は今 、しのぶに腕の具合を診て貰っている 。



「両腕ともヒビが入っただけみたいですし 、しっかり固定していれば1か月もあれば動かせる様になると思います」

「...」

「まぁ 、安静にしていればの話ですけど」



前に足を捻った時 、完治しないまま鍛錬を始めてしのぶに思いっきり怒られた事を思い出し身震いする 。
本気で怒ったら不死川さんなんか目じゃないからな 、しのぶは...



「...善処します」

「え？」

「や 、何でもないです」



大人しくベッドに横になると「あぁそういえば 、」と声がした 。



「その首はどうしたんですか？」

「え...」



首......？
怪我でもしたかな 、と記憶を辿っていると直後 、笑顔で爆弾が落とされる 。



「虫にでも刺されたんですか？所々赤くなってますけど」

「...？！ゴホッゴホッ」

「そういえば胸元も赤かった様な...可笑しいですねぇ 、蚊の季節でもないのに」



.........やられた 。

脳裏に浮かぶのは蚊でもなく鬼でもなく 、勝ち誇った笑みを浮かべる風柱サマの顔 。



「A？」



...穴があったら入りたい 、とはまさにこの事だろう 。



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