マネージャーの仕事1 ページ12
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「なんでそんなこともできないの？」
心を蝕む言葉
小学生の頃いた家庭教師は
まだ未熟で発達段階のAの心を酷く傷つけた。
「おっちゃん、家庭教師がAいじめとる」
偶然家に来て、その現場を見た当時の侑と治が
Aの両親にありのままを告げて、その家庭教師は解雇。
あの強気の両親もAに頭を下げるという、子供に対しても律儀というなんともAの両親らしい謝罪をした事件。
『失礼します。バレー部男子マネージャー紅葉Aです。黒須先生_____…』
「おーA！スマンなわざわざ呼び出してもて。これ信介に渡しといてくれ！来月の予定表と保護者用の遠征の！」
…それが原因なことは分かっている。
あれから、
自分がどう見られているかが気になる。
「部活ん時でもかまへんで」
もっと砕いてに言えば、人の目が気になる。
私は
”当たり前以上のことが当たり前に出来なきゃいけない”。
『大丈夫です。今から渡してきます』
「ホンマか！俺が印刷するんが遅かったばっかりにようけ持たしてもてスマン！重いやろ！？」
バレー部監督、黒須法宗。
侑を全国No. 1セッターに育て、その侑を補完する治を育てている本人。無論宮兄弟は中学の頃から知っている。その宮兄弟とAが幼馴染で、彼女一人で侑または治の試合の調子も変わってくるくらい、彼らにとって重要な存在だということも。
『大丈夫です』
「さすがやな！
こういうんはやっぱしレギュラーのマネージャーに任せるんが一番安心やでな。犬もせやろ？賢い犬はホンマに賢いけど、アホな犬はホンマにアホや！」
『はい。(また犬の話…)』
冗談も混ぜながら。
けれど、ちゃんと見ている。監督の見る目が働くのは、選手に対してだけではない。
それでこそ強豪校。
そして監督はよく知っている。
Aが誰より真剣で、頼まれたこと、頼まれてないことのどちらも完璧にこなすことが出来ると。
そして、
『昼休みのうちに先輩に渡してくるので、失礼します』
「A！」
『？』
「あんま一人で気張り過ぎなや。他のマネージャーに任せんの不安やったら、それこそ双子とか倫太郎頼れよ」
彼女が頑張り過ぎる事を、知っている
すべてお見通し。さすがだなとAは思った。
『…はい。』
治
治熱っぽい
大丈夫?
治取り敢えず保健室行くわ
了解
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湯たんぽ - ほのぼのと自分のペースでがんばって下さい！ファイト(^○^) (2017年12月8日 17時) (
レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 湯たんぽさん» ありがとうございます^ - ^！ (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 如月さん» ありがとうございます＾＾新作も是非＾＾ (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
湯たんぽ - この作品大好きです！応援してます⊂((・⊥・))⊃ (2017年11月6日 0時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - すごくほのぼのしてて可愛らしい作品ですね！宮兄弟大好きなのでこの作品に出会えて嬉しいです！ (2017年10月26日 0時) (レス) id: 6d239d888e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オボエル(風間さんα)
| 作成日時：2017年10月8日 18時
