「他のにせえや」 ページ2
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___________稲荷崎高校、排球部男子。
県内は勿論、全国で名の知れた超強豪校。
今年のインターハイでは、あのサクサのいる井闥山学院から一セットを奪い、惜しくも準優勝だった。
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インハイ後の一通りの取材を終え
少し落ち着いた頃。
落ち着かないものが校内にはある。
相変わらずバレー部の人気は凄まじい。
「宮センパーイ！」
「キャー！手振ってくれた！」
排球部で特に人気なのは
瓜二つの顔をした双子の宮兄弟。
侑は”上手くなったと錯覚させるトス”を上げる全国No. 1セッターで、治は侑との連携プレーを如何なる時も完璧にこなし、"たとえ宮侑を崩しても双子の治が補完する"と言われている。
そんな二人はバレーのスペック同様
ルックスもハイスペックで、試合の時は
手製の団扇やグッズを持ったファンが
駆けつけたりなんかもする。
「侑ー！おはよー！相変わらずモッテモテやなぁ！誰か紹介してやー！女欲しいわ〜」
朝練終わりの体育館、
一時限目が体育の男子生徒が侑に絡む。
高い頻度で女子を紹介してくれと頼まれる侑。
学校中の可愛い女子は皆、
バレー部に釘付けなのだから無理もないが。
「俺そんな知らんて」
「またまた〜！あっこにようけおるやん…？
お前が言うてくれたらイチコロやって。な？頼むわ」
と、体育館の入り口という入り口から
中を覗く女子生徒を親指で差して言う。
侑は 勘弁してや と笑っていたが
「ほなAちゃんは？幼馴染やろ？あの子彼氏おるん？」と男子生徒が切り出した瞬間、
侑の目つきが変わる
「Aはアカンで」
顔は笑っているのに、目は笑っていない。
そんな感じだ。
「え〜！あの子めっちゃ可愛いねんけど」
「他のにせえや。な？」
そう、侑は笑いながら言った。
「お、おう………」
その笑みに含まれたオーラに
男子生徒は思わず唾を飲む。
侑はそれだけ言うと、今話題に上がっていた
Aの所へ。治と話している所だった。
「うわ……」
Aの背後にぴたりと張り付いて
Aの頭に顎を置く侑のデス・スマイルに、
思わず治はそう言った。彼にはわかる。
____________Aが関与していると。
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湯たんぽ - ほのぼのと自分のペースでがんばって下さい！ファイト(^○^) (2017年12月8日 17時) (
レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 湯たんぽさん» ありがとうございます^ - ^！ (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - 如月さん» ありがとうございます＾＾新作も是非＾＾ (2017年11月6日 13時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
湯たんぽ - この作品大好きです！応援してます⊂((・⊥・))⊃ (2017年11月6日 0時) (レス) id: e17635b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - すごくほのぼのしてて可愛らしい作品ですね！宮兄弟大好きなのでこの作品に出会えて嬉しいです！ (2017年10月26日 0時) (レス) id: 6d239d888e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オボエル(風間さんα)
| 作成日時：2017年10月8日 18時
