Mother.Merry 3 【世界一クラブ】

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このまま...ただ形だけの『夫婦』で
在り続けなくてはいけないの？人間
のように愛が育めなくても...いいの
？





夫の心が、分からない





あの人に求められて、嬉しいと
そう...思わなきゃいけないのに
...





私は...






ナイ「『お父さん』、いや『シュブ
ニグラス』は、幸せそうだったよ」




「......そう、なのかな？」




ナイ「と、言うと？」





「...だって、■さんは...」





「......父さんを殺したから
女王になれたんじゃない」




「父さんの愛を、踏み躙って...
愛すべき私の未来を...略奪して
...」




「............遺された子供の事なんて
あの人にしたら、どうでもよかった
事じゃない」




現に、私を助けてくれなかった



ナイ「..........遺された子供、ね」





ナイ「...A」



「何」






ナイ「....君に...」







ーとぼとぼ




『すみれ 今日はいつもと違うね？』



『え！？何でパーカー！？
五井らしくないじゃん！』




『はい、パズル！すみれがパズル
好きなんて知らなかったよ！また
私と勝負してね！』




『ホントにどうしたの？』



『『『すみれらしくない』』』




す「.........っっ」




周りからの言葉に、すみれは涙が出る
自分は確かに『すみれ』なのに...周り
は本物である信じてくれない




す「全部、全部...ッ」





『Aのせい、って思うよね？』




ーびくっ




突如、背後から上機嫌な声が聞こえた
すみれは慌てて振り返り誰かを問おう
としたが怯む





『あれ？何で怯えるの？
君に何もする気は無...』





『...あ、そっか』




その人物は灰色のローブを着ていた
その人物はイヤリングを付けていた




『顔を見たら驚くよね』






そう言って、その人物はフード
並びにローブを脱いで友好的な
笑みを見せる





『それじゃあ自己紹介』




その人物は、












酷く、『あの人』に似ていた




ノー「私の名前は、ノーク」




ノー「君が『五井すみれ』
って子で、合ってるね？」





す「............だッ、だったら何...」






ノー「よかった、じゃあ...
結論から言わせて貰うね？」








ナイ「君に...」



ナイ「兄弟がいるんだ
って話は、知ってる？」




ノー「私の妹、『A』を殺すの」




ノー「手伝ってくれない？」

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