恋愛脳 ページ7
no side
ドカ弁1号、2号、3号
三つ揃ってドカ弁三兄弟。
重い空気を一番に破ったのは
吉乃「パンは食後にしますか?」
吉乃であった
「後でいい……」
いかにも愛姫の言う言葉が弱々しく聞こえた
_ぐきゅるるるるるるる
ドカ弁三兄弟を食べてもまだなるお腹
それは体育倉庫にとても響いた
「「「………」」」
三人共沈黙
真壁は固まっている
おそらく、お腹の音の大きさに
真壁「……あの…そうだ
ちょっと用事思い出したから…行くね…」
いかにも嘘のようにしか聞こえない
「……」
その時愛姫は箸でつまんでいたものを食べ
「……………………ばらしたら」
「しょうちしないから」
殺意のこもった声で忠告した
真壁(相変わらず恐ろしい)
真壁(だけど俺は
確かに一つの切り札を手に入れたんだ)
真壁(……
ここまで変なカードだとは思わなかったけど)
____
________数日後
真壁side
小十郎「___真壁君
最近、安達垣さんと仲良いんだって?」
…おい
真壁「……どこ情報よ。それ」
小十郎「女子とかが騒いでるよ
今度こそ安達垣さんが
落ちるんじゃないかって」
女子「カッコイイー!」
女子「きゃー!」
まかべ「……」
そんなわけないだろう?
あれから嫌がらせばだからなんだが
それだけでそこまで妄想できるのか
紙を拾わせられ
靴箱に
“ばらしたら殺す”
と言う脅迫の手紙まで来 きたと言うのに
女子の恋愛脳には感心させられるな
あの美少女オーラでドカ弁たいらげてるんだぜ
信じらんねえ…
…うん?
“ハウス”
俺は犬か!
かっわいくねえーな
すると頭にボールが飛んで来た
いや、正確には【当てられた】かも知れない
真壁「いてっ・・・」
小十郎「だ、大丈夫真壁君!」
真壁「なんだよいってーな…」
真壁「誰だよ投げたやつ…」
すると耳元で
?「・・・・・・いい気になるなよ」
女子「ひどーい」
女子「真壁君大丈夫?」
___恋愛脳は
女だけの専売特許じゃないってことか
愛姫side
先生「___で、あるからしてこの__は」
授業の時、真壁という男がこっちを向いていた
丁度いいタイミングだったので
私はノートに大きく
“ハウス”
と書いて
見せてやった
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