地道な努力 ページ11
【ヒチョルのマンション】
荷物を部屋の前まで運ぶドンヘ。
ドンヘ「今夜はゆっくり休んで。薬もちゃんと飲むこと。」
薬の袋をヒチョルに渡す。
ヒチョル「ハイハイ。」
めんどくさそうに返事しながらも受け取る。
ドンヘ「なんかあったらすぐ兄さんに連絡してね?」
ヒチョル「やなこった。」
ドンヘ「もう…変な意地はら」
ユノ「ヒチョル?」
ユノの声にビクッとして振り向く。
ヒチョル「ぉ、おう!ユノ!」
薬の袋をさっと背中に隠す。
ユノ「どっか行ってたのか?」
ヒチョル「ま、まあな!今、戻ったとこッ!」
ユノ「そうか。ドンヘ、お前も?」
ドンヘ「たまたま休みだったから空港まで迎えに。兄さんは?仕事終わったの?」
ユノ「ああ。昨夜帰れなくてさぁ、早くシャワーしたい!じゃあな!」
隣の部屋に入る。
ヒチョル「フゥ…」
と、薬が見つからなかったことに安心するヒチョル。
ドンヘ「ひーくん…お願いだから…なんかあったら兄さんを頼って…?このマンションに越して来たのも偶然じゃないでしょ?」
ヒチョル「そりゃな。Aに会いたいから(笑)」
ドンヘ「Aのことは諦めて。」
ヒチョル「…(ベーッと舌を出す)」
ドンヘ「ハァ…もうっ!知らないからね!」
ドアを開けて荷物を入れるとプリプリ怒りながら帰って行く。
ヒチョル「…悪いな。ドンヘ…。」
【次の日】
ユノへのお土産を持ってマンションを訪れるチャンミンとA。
その姿をバルコニーから見かけるヒチョル。
A「持って行っても無駄だと思うわよ。」
チャンミン「無駄なんかじゃない!こういう地道な努力が必要なんだ!」
A「ぁ、そう。…でも、そういうとこが…好きよ…?」
チャンミン「A…」
見つめ合う二人。
近づく二人の顔。
そして…。
バンッ!←ドアが開く音
ビクッ!と振り向く二人。
ユノ「Aだけ入ってよしっ!」
チャンミン「お兄さん!」
ユノ「誰が兄か!Aだけ置いて帰れ帰れ!」
チャンミン「そんなこと言わないで下さい!フライトでロンドン行ったんです!お土産を」
ユノ「土産など要らん!帰れ!」
ヒチョル「まあそんなこと言わず中に入れてやってくんねえか?コイツ、俺のファンなんだ。」
驚くチャンミンとA。
ユノ「お前のファン?(怪訝そうな顔)」
ヒチョル「そう。な?3番。」
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waka(プロフ) - ユノ、気付いてあげて!それはヒー君のよ←小声 (2015年4月20日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 忘れてないわよ!!待ってたわよ!あれもこれもと催促しちゃbubuちゃんに悪いと思って、ジーーーッと待ってたのよ( ºωº ) (2015年4月20日 1時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
パープルライオン(プロフ) - おぉ!!久し振りですねぇ(^-^)次話も楽しみに待ってま~す♪ (2015年4月19日 23時) (レス) id: 4f2abcb6cd (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» ずいぶん経ったから逆に忘れられちゃってるかも知れないなぁ(^_^;) (2015年4月19日 22時) (レス) id: 7973905f27 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - bubuちゃん、更新ありがとう!こっちの更新も忘れずにいてくれてありがとう!ひーくんの体が心配。次回更新待ってるから!! (2015年3月24日 13時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bubu | 作者ホームページ:http://twitter.com/comububu
作成日時:2014年11月13日 22時