俺の大切な日常 (ページ3)

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俺達は似た者同士？ページ3

Aがアメリカに行って１週間。
ラインは必ず送ってくれるがやはり会いたい。

A今日はNYで撮影だったよ～

写真付きで今日の衣装を着て楽しそうに笑っている彼女を俺は「Aに会いたい」と打っては消してを繰り返した。

降谷零気を付けろよ

結局会いたいとは打たず黙って帰りを待つことにした。そして何より無事に戻ってくるのが一番いい。

A零に会いたいなぁ

なんだ、この可愛いのはっ！！！

俺の恋人は可愛すぎる。そして何より俺が言おうか悩んでやめた言葉、一番欲しい言葉をくれる。
本当にずるい。

降谷零俺も会いたいAに

よく考えれば彼女は、寂しがり屋だ。俺の仕事を理解しているからこそ電話はせず、必要最低限のメールにしてくれている。その反動なのか、俺が家に帰るとべったりくっついてくる。

まぁ、俺もだから人のこと言えないけど。
今度時間みて電話かけるか。

A良かった! お仕事頑張ってね!

俺は静かにスマホの画面を消した。
空に向かって深呼吸を一つ。

零「もう一仕事やるか」

もう一度、パソコンの画面とにらめっこをする。

風「降谷さん、お願いします」

風見が俺に書類を持ってきたので確認する。

降「よくできてるな風見。このまま提出しろ」

風「はい……ところで降谷さん」

降「なんだ？」

用件が済んでも俺の側から離れない風見。

風「Aさんがアメリカに行く前に、降谷さんが元気がなくなった時に渡してほしいと」

風見が俺に出したのは俺の愛用のブランドの時計。
しかし、デザインが見たことない。

風「Aが降谷さんを思ってオーダーメイドで作ってもらったそうですよ」

降「オーダーメイド！？」

結構な金額したんじゃないのか？？
時々Aの金銭感覚がおかしくなるから不安だ。でもこれは俺のためを思って使ってくれたのなら今回は大目にみるか。

Aが作ってくれた時計をつけて
俺は山積みになっている書類を片付けた。

＿＿＿＿一方その頃。

貴「零へのお土産何にしよう～」

撮影が終わって時間が空いたため日本で待つ彼のためにお土産を買おうとしている。