風邪にはセロリ？それとも休息？ ページ12
零「まさか君もセロリが好きだったとはな」
零は同じセロリ好きだと思ったのか優しい顔に変わる。そして、買い置きしてたセロリを切り始める。
零「買い置きしておいてよかったよ。ちゃんと筋をとってやるから次は勝手に食べちゃダメだぞ？」
零は、ドッグフードを用意してハロに与える。
そして、私の方を見る。
零「僕たちも食べようか」
貴「うん」
食卓にはセロリの醤油漬け、セロリスティックなど、セロリのオンパレード。
貴(どんだけセロリ好きなの)
クスクス笑っていると不思議そうに見つめる彼。
零「どうした？」
貴「セロリ大好きなんだなぁ〜と思って」
すると照れ隠しにムッとする彼。
零「か…風邪予防だ！！？」
そんな彼がかわいいと思う私は彼に毒されている。
すると、彼がセロリをひとかけらハロにあげる。
零「ほら、君の好物(セロリ)もあげる」
ハ「ブッ！！」
すると、ハロはセロリを吐き出す。
零「何だハロ！？セロリ苦手なのか！？」盗み食いをするほどだからてっきり」
ハ「ウウ」
零「無理して食べなくていいから！もう止めろハロ！！」
慌てる零と彼の好きなものだから一生懸命食べようとするハロ。
貴「プ…アハハハハ。もうむりぃ…」
2人の様子を見ているおもしろくて爆笑する。
零「A！！！？お前もしかしてハロが苦手なの知ってたのか！！」
貴「知らなひ……ははは。知らないけど2人が面白くてつい」
零「笑いごとじゃないぞA」
貴「ごめん、ごめん」
とは言いつつ優しい表情で笑っている彼。
私は謝りながらも笑い続ける。
零(普段、微笑むことはあるけど、こんなに笑ってるAを見たことがない。新鮮だなぁ)
彼がそんなことを考えてるとは知らず。
零「なぁ…A」
貴「ん？」
零「今日やってくれないか？」
貴「いいよ。疲れている彼を癒すのも彼女の仕事でしょ？」
それから2人でお風呂に入り寝室に向かう。
零「んっ……あっ……そこっ。強めに」
貴「零、体硬すぎ。ストレッチきちんとしないと筋肉悪くするよ」
そう今やってるのは全身マッサージ。
時々零にマッサージをしている。
忙しい彼は筋トレはしっかりしているが、
仕事柄体の負荷が大きい。
その後もマッサージを続けると気付いたら零は眠っていた。
貴「お疲れ様。零」
翌日、零の体調は良くなっていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 233人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じんべいざめ | 作成日時：2019年5月8日 7時
