黒薔薇の乙女【1】

雑誌 R side ページ5

慧「山田〜Aの出てる雑誌見た？」



ニヤニヤしながらそう言ってきた伊野尾ちゃんが なんかムカつく。
買ったけどまだ家なんだってば、その雑誌！！！
帰ったら見るからまだインタビューの内容とか言わな…「山田のことけっこう書いてあったよ」

涼介「よし、見せて。伊野尾ちゃん」









山田涼介、心臓破裂まで10秒前。



10…9…8…




《「大好きだよ」が変に頭に残ってて…》









ドッキューン！！！！




涼介「ぐはっ…」


慧「撃沈するのはやっ！」



伊野尾ちゃんに何言われてもイラつかない。
あーもう！なに？何なの？マジで！
Aが可愛すぎて辛い。

一緒に寝たら アハン ウフンって、あたりまえじゃん！
未だに寝室に入れてもらったことはないけど、ソファでウトウトしちゃってる時のAとか、今すぐにでもアハン ウフンしちゃいたいって毎回思ってるもん！



涼介「あーあ、撮影早く終わんねぇかなー」


慧「雑誌見て、Aに会いたくなったんでしょ？ずるいー、俺も連れて行って♡Aの家♡」

涼介「却下」


慧「即答かよ！！」



絶対に 伊野尾ちゃんなんか連れて行かない！
だって、今日は ¨ありがとう¨と¨大好き¨



それから





¨お仕置き¨しなきゃなんだから。





大ちゃんにも きゅんってした¨お仕置き¨




んー、今日こそは 寝室に…



涼介「…ふふふ」



慧「うわっ、、、大ちゃーーーーーん！！！山田が壊れたーーーーー！！」









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(ゾワッ)




『な、なんか寒気が…』



りあ「あれー？Aちゃん風邪ひいちゃった？」



『いや、、、大丈夫…』



りあ「しんどかったら、りあに移してもいいよ？」



『それなんか 卑猥だからやめて…』



りあ「ちぇ〜」




はぁ…本気で嫌な予感するな…

今日は、意地でもレイちゃんに家に来てもらお…





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