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その二 ページ6

「……ごめん、ね…。本当にごめん…」



怖くて、反射的に流れる涙。

本当は泣きたいのは菅谷君なんだろう

けど、やっぱり怖くて、申し訳なくて

自分だけが変わってなくて

それも混じっての、涙なんだと思う。

僕の涙を見て、驚いたのか握られていた手を放した。



「ぁ…ごめんっ、泣かせるつもりはなかったんだっ」


「…ううん……、僕が勝手に泣いちゃっただけ。菅谷君は悪くないよ。本当に、ごめん」


「あぁ〜クソッ!こんなつもりじゃなかったのにっ…」


「菅谷…君…?」


「…嬉しかったんだ、久しぶりにAに会えて……。でも、同時になんで連絡をくれなかったんだ?今までどこにいたんだ?って気持ちが先走って、Aを泣かしちまった」


「…」


「ごめん。でも、わかってほしい…。心配してたんだ…、お前の事を」



……菅谷君は、本当に優しいなぁ…。

僕のために、謝ってくれて

本当なら、もっと怒ってもいいんだよ

僕が悪い事をしたから

そんな事を思っていたら、菅谷君の瞳には涙が溜まっていて

今にも溢れてしまいそうだった。



「…情けないよな、俺。こんなに、取り乱して」


「情けなくなんて、ないよ。菅谷君に心配かけちゃった僕が悪いから…、それに、ありがとう。僕のために、涙を流してくれて」



ソッと菅谷君の頬に触れる。



「何年も連絡取れなくてごめん、会えなくてごめん。心配かけてごめん、心配してくれてありがとう」



まだ理由は言えないけど、僕を心配してくれて、泣いてくれて

君は、最高の友達だよ。

この言葉を、菅谷君に伝えた。

この気持ちが届いたらいいな。



「……A、俺は…お前を友達として見ていない」


「…ぇ……」


やっぱり、今更ダメだよね…。

この言葉を言おうとしたら、僕の顔は菅谷君の真ん前へ



「菅谷くっ「好きだ」



名前を呼ぼうとしたと同時に発せられたその言葉と共に、僕と菅谷君の影が重なった…。

鬼雅吉様リクエスト2→←菅谷君と...



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yu-kun(プロフ) - 煙草さん» ありがとうございます笑なんかこうなってました笑コメントありがとうございました! (2019年8月1日 19時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
煙草 - うわぁ………エ○い。最高ですね! (2019年8月1日 19時) (レス) id: dadd38f07a (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - 死音心音2.0さん» 神だなんてそんな笑宜しければお好きな時にリクエスト等をどうぞ(´∀`*)コメントありがとうございます。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 本編だけでも美味しいのに、番外編で二度美味しい…だと!?( ゚д゚ )成る程、貴方様が神であったか (2019年7月21日 23時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - 鬼雅吉さん» ありがとうございます!ヤンデレにするつもりなかったんですけど作者の出来心で気が付いたらなってました(´・ω・`)コメントありがとうございました! (2018年8月6日 13時) (レス) id: 9925cbfb05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年7月31日 17時

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