暗殺教室卒業後、公安警察官になった山田です。【男主】番外編受付所

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その名前に、心臓がドクンと跳ねる。

からすまただおみ。

かつて、僕らE組の副担任だった男だ。



「…烏間せ…さんは、自分から望んだことなのでしょう、か…」


「あぁ。烏間殿は自らこの捜査に立候補し、君をゼロの中から選抜したんだ。まあ、最終的な一存は僕にあるから承知したのは僕だが」



烏間…さんが、自分から…そして、僕を選んだ…。

これは…。



「…怒られる気がする」


「ん？何か言ったか？」


「いっ、いえ！何も！」



何年も会ってなかったのに怒られないわけがない…！！

ちょくちょく心配のメッセージ来てたし…！！

というか僕がゼロにいることバレてるし…！！

ビッチ先…さん…？との結婚式出席してないの僕だけだし…。

会うのなら何か結婚祝いにプレゼントした方がいいのか…な…。

…あっ。ダメだ。

ジャンクフードか高級な物しか思い浮かばない。

烏間さ、んは吸わないけど…。

ライターとかなら、ビッチさん使うし…。

烏間さん…に渡せば、ビッチさんにライター付けてあげたり…。

それはないか。

でも、とりあえずその日までに買っておこう…。

某ハンバーガーショップの大きいハンバーガーと共に…。



「降谷さん。捜査の日はいつですか」


「明日の十八時からだ」


「わかりました」


「十七時には迎えに行く」


「わざわざありがとうございます。…あ、これですが今わかる限りの死神の資料です。一応ですがよろしければ」



そう言ってプリントされたばかりの資料を降谷さんに渡す。



「助かる。山田はもう上がりの時間だから上がっていいぞ」


「はい、わかりました。お疲れ様です」


「お疲れ」



…よし、帰る前にライターを買って帰ろう。

本庁から出て車に乗り込み、まさかあるとは思わなかったライター専門店まで車を走らせた。

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