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ヒヨコとワルツを2 ページ28

思わず緩みそうになる口元を引き締めて鏡を見やる


曲が始まってお互いにスイッチが入ったのがわかる
Aさんはさっきとは全然違ってすごく楽しそうにキラキラと輝いている

視線を合わせて、呼吸を合わせて、ずっとこうしていたい
そう思ってしまうくらい、楽しくて仕方がなかった


曲が終わって、ボク達の呼吸音がだけが響く



『ハァ、ジミナ、ありがとうね』


「っ、いえ、ボクの方こそ、突然でしたのに、ありがとうございます」


『へへっ
あ、そろそろみんな来るかなぁー?』



そう言えば今日って合同とかそういう感じなのかな?
ボクたちの練習室に女子チームが来るのってなかなかないし
なんて思っていると慌ただしくドアが開く


「いた!ジミナ!何してるの?!時間とっくに過ぎてるよ!」


テヒョンイが焦ったように入ってきてボクの腕を引っ張る


「時間って?ボクずっとここいたよ?」


「お前ばかなの?ここ女子チームの練習室だよ?」


「………え?!?!」



嘘だ…とキョロキョロするボクをみて可笑しそうに笑うAさん



『ごめんねテヒョンア、わたしがムリにお願いして練習見てもらってたの』


「Aヌナが?ジミニに?なんで?!
…おれも一緒に練習したかった!!」


ずるい!と駄々をこねるチングを放ってAさんに駆け寄る


「Aさん、なんであんなこと…」


『だってジミナに助けてもらったし』


「え…?」


助けた?いつ?サッパリ意味がわからなくてハテナを浮かべるボクに、いいからいいからとAさんは背中を押してくる


『じゃあテヒョンアそういうことだから、先生とホソギによろしく言っといてね!』


「わかりました!ジミナいこ!Aヌナまたね!」


「あ、うん。Aさんありがとうございました!」


言い切る前にドアが閉まってしまい、ちゃんとお礼も言えなかった
廊下に出ると確かにボクがいた部屋は女子チームの練習室だったんだと解る
今度こそちゃんとボク達の練習室に入ると仁王立ちのヒョン達がいた


「やっと来た!何してたんだ?!ホソガこいつ搾ってやってくれ!」


「ユ、ユンギヒョン!これには深い訳が!」


「ヒョン!ジミニのやつ、Aヌナの練習みてたんですって!」


テヒョンイの一言で全員がうるさくなる
いつもの空気すぎてさっきの出来事が夢だったんじゃないかと思えてくるくらい

Aさんと踊るの楽しかったな…
一緒にデビューできたら、いいのに、




え?今ボク何考えた?

ネコちゃん大満足→←ヒヨコとワルツを1



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a t(プロフ) - 名無し18750号さん» ありがとうございます!リクエスト内容にもよりますが受け付けてます😌 (2023年3月14日 20時) (レス) id: 5c78a66898 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか (2023年3月14日 18時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
a t(プロフ) - 花さん» ありがとございます!更新遅いですがよろしくお願いします🙇‍♀️ (2022年11月20日 12時) (レス) id: 5c78a66898 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かわいくて大好きです…!更新楽しみにしてます🥹 (2022年11月17日 23時) (レス) @page39 id: 42bf51fb6a (このIDを非表示/違反報告)
a t(プロフ) - Aさん» ありがとうございます!嬉しいです!気まぐれ更新ですがお付き合いください🥺 (2022年5月20日 23時) (レス) id: 6e23c512ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:a t | 作成日時:2022年4月29日 9時

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