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真司郎 side
今からカフェでmayukoと会うことになっている。
二人とも行きたいって言ってくれたけど
俺的には一対一で話し合いたかったから断った。
二人にはめっちゃ感謝してるからこそ、ここからは一人でさせて欲しい。
mayuko「やっほ〜!真司郎から会いたいだなんて珍しいね」
『あのさ、俺と別れて欲しい。』
mayuko「は?何言ってんの。この間の話聞いてた?」
『聞いてた上で話してる。mayukoのお父さんが何をしているか知ってんねんで。』
mayuko「な、なんのこと?」
『汚い手を使ってお金を稼いでる事やん。』
mayuko「…!どうしてそれを…」
『俺の大切な仲間が証拠を集めてくれた。これ警察に届けようと思ってるねんけど。これと引き換えに別れてくれへん?大きい会社なだけあるから、こんなんバレたら即倒産になるで』
mayuko「…私がやった事じゃないもん…っ。お父さんが勝手にやっているだけで、私は関係してないじゃん…。」
『それは分かってる。けど、お父さんのやってる事を見て見ぬふりしてるmayukoも同罪や。家族なら止めるのが当たり前やから。』
mayuko「…でも!真司郎が好きな事は本当なの!これだけは嘘じゃない!信じて…?」
『自分の気持ちは自分にしかわからへんから、それは全て信じれるわけじゃない。けどもしもそうなら
ごめんなさい。俺はやっぱりあいつじゃないと無理やねん。別れてください。』
俺は深くお辞儀をした。
mayuko「…いやだ。ねぇ、おねがい」
『mayuko自身を愛してくれる人を見つけて?
こんな事しても俺はmayukoの事を好きならへん。』
mayuko「…わかった。今まで縛り付けてごめんね。私、お父さんに話してみるね。」
『ありがとう。がんばってな』
mayuko「こちらこそありがとう。がんばるね…!
バイバイッ!」
そう言ってmayukoは泣きながら笑顔で去っていった
『バイバイ…』
あんなmayukoの姿を見ると本当だったんじゃないか、と少なくとも思った。
でも これでAの所へもう一度行く事ができる。
そういや荷物取りに行ってへん。
行こうと思ってたけどいつも夜遅くになったり
朝が早かったりで ズルズルと引き伸ばしていた。
よし今から行こう。
.
ガチャ
「A〜?」
シーン
リビングへ向かうと一通の手紙が置いてあった。
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梨沙(プロフ) - こんにちはイチゴですこの小説大好きです (2018年10月18日 15時) (レス) id: f342db047a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コーヒーオレオ | 作成日時:2018年2月12日 1時