すきだ３ (ページ47)

今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:33,633 hit

129 ページ47

真司郎 side

『離れてや』

mayuko｢いいじゃん付き合ってるんだし｣

そう言って組んでる腕をさらにきつく絡めてきた

『付き合ってるって言っても俺は好きじゃないねん。』

mayuko｢あっそ。｣

そう言って組んでる腕を外した。

はぁ。

なんでこんなにmayukoに合わせなあかんの

これも全部Aのため。わかってはいるけどやっぱりしんどい。

そう思っていると

ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ

un夜時間作れる?話したいことがある。

確か今日は夜は何も無かったはず。

Shinjiro大丈夫やで。

話ってなんやろ

.

夜

直｢真司郎ー、こっちこっち｣

そう手招きをする直也くん。

その隣には

『宇野ちゃん…？』

実｢実は私とリーダーからの話があるの｣

直｢とりあえず入ろうか｣

入った所は個室のある和食屋さん

実｢実はご飯まだなんだよね」

そして、一通りご飯を食べ終わった辺りで直也くんが口を開いた。

直｢単刀直入に言うね。mayukoと別れられるよ。｣

『…え？』

実｢ごめんね。mayukoさんの事リーダーから聞いたの。｣

直｢勝手に話してごめん。だけど、mayukoの事でずっと引っかかってる事があったんだ。宇野ちゃんが昔何か言ってたな、と思って。｣

実｢私の後輩が売れだして少ししてからmayukoと付き合い出したの。だけど、mayukoの名が売れたらすぐに別れようって言われたらしくて。弄(もてあそ)ばれたんだ。｣

直｢mayukoは名を売れ出すことさえできればなんでもいいんだ。｣

実｢それで、その時に後輩が言ってたの。mayukoさんのお父さんって大きな会社の社長なんだけど、汚い手を使ってお金を稼いでるの。｣

直｢だから色々2人で調べたんだ。証拠も揃った。それを警察に突き出すと脅せば別れられるんじゃないかな。｣

実｢大きな会社だから、1度汚名がつくと倒産は免れない可能性が高い。だから有無を言わさずに別れられると思う。｣

2人とも…

俺が知らんうちにこんなにも調べててくれてたんや

『…ありがとう』

実｢大切なメンバーだもん｣

直｢最年少はほんと手がかかるよ笑 Aちゃんの事間に合うといいね。きっとわかってくれるよ。｣

こんな俺ともう一度寄りを戻してくれるかな

だけど現実はそう甘くなかった